これは、在りし日の 端島神社 です。
かつて、
アパートとアパートを
自由に行き来できた空中回廊の姿は、
いまはもうありません。
日々朽ち果てていくだけの 軍艦島 は、
想像とロマンを掻き立てます。
日本初のRC （鉄筋コンクリート造）
高層アパートといわれる30号棟 ・・・
大正5年に建てられました。
白く見えるのはトイレの排管。
（水洗ではありません）
海からの強風で
逆流することがよくあったそうです。
30号棟の隣りには
昭和32年にできた31号棟。
この建物にはひと際大きな開口部があり、
そこにはベルトコンベアが
設置されていました。
貯炭場で選別された不良石炭 （ボタ） を
ここから海に投棄しました。
昭和20年から33年まで3期にわたって
増築を繰り返した65号棟は、
軍艦島で最大のアパート。
まずL字に ・・・
最終的にはコの字のかたちになりました。
中庭は児童公園 ・・・
地下には理容室がありました。
また、65号棟の屋上には、
昭和28年保育幼稚園がつくられました。
9階建ての屋上ですが、
いまと違いエレベーターはありません。
階段を駆け上がる
子どもたちの健気な姿が目に浮かびます。
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