大阪港から長崎に向けて航行中のクイーン メリー 2 ・・・
この日の 「Dress Code ドレスコード 」 はフォーマルでした。
クイーン メリー 2 デッキ3 のブランドショップ ・・・
世界の一流ブランドが並んでいます。
フォーマルデーには、
その夜身に付けるアクセサリーを求めて、
ゲストの動きが少しあわただしくなります。
ディナーの時間からその日の終わりまで、
パブリックスペースでは、フォーマルウェアで過ごすことが
フォーマルデーの決まりです。
ソーシャルホステス (ゲストへのサービス全般を担当 ) の
Freda Singleton フレダ・シングルトン さんに
ドレスコードについて話を聞きました。
(船内に飾ってあるドレスコードの歴史 )
フレダさんは、
『19世紀半ば、
オーシャンライナー (大西洋横断定期運行船 ) の時代、
大西洋を越えるには10日程を要しました。
途中に寄港地はなく、
来る日も来る日も周りは海だけの単調な船旅でした。
そこで、上流階級の人々は、退屈を紛らわせるために
ドレスアップを楽しむようになりました。
その当時、ヨーロッパからアメリカに渡るゲストの多くは、
政治家や映画スターなどいわゆるセレブリティでした。
中でも映画スターたちは、
高価な衣装や宝石を船に持ち込んで、
たとえばディナーのひと時をよりゴージャスな時間として
過ごすようになったのです。
やがて、それが船旅の伝統になりました。 』
と話してくれました。
現在、
世界中のほとんどの豪華客船にドレスコードがあります。
そして、ゲストは、
ちょっと気取った非日常を楽しんでいます。
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