カンガルー島にはいろんな表情があります。
その名前が示す通り、アザラシやアシカが数多く生息する
『Seal Bay シール ベイ (アザラシ湾 ) 』
そこに広がる 「Little Sahara リトル サハラ 」
カンガルー島に吹き付ける強い風がつくりあげた白い砂丘です。
およそ1万年前には、
カンガルー島はオーストラリア大陸とつながっていたそうです。
最後の氷河期が終わり、海面が上昇し島となりました。
19世紀の初め、ヨーロッパからの入植者がやってきた時には、
カンガルー島は無人島であったといわれています。
しかし、この島には
数千年前までアボリジニが暮らしていた痕跡があります。
アボリジニがカンガルー島を離れた理由は不明です。
アボリジニの言葉でこの島は 『Karta カータ 』 と呼ばれています。
その意味は 『死の島 』 です。
多分、
広大なオーストラリア大陸を自由に行き来していたアボリジニには、
強風が吹き荒れるこの島に留まる理由は何もなかったのでしょう。
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