人に物事が伝わらない。
自分でも何を言おうとしているのかがわからない。
言い方が回りくどい。
そんなこと自分が一番わかっています。
でもどうして伝わらないかがわからない。
でも何でなのか真剣に考えたことはあまり…いえ、もはやなかったですね…。
その原因は「知ったかぶり」だからだと思います。
私はマイナンバー関係の手続きを行う業務を行っていますが、お客様への説明責任を求められます。
なので必要に応じた説明をして、ある程度教えられるようになると、教えるのが当たり前になってきます。
そうすると、おそらく心のどこかで「私は知っている。相手は知らない。」が当たり前になってくるんだと思います。
その結果もたらされるのが、「自分は知っている立場でなければいけない。」と言った固定観念なんだと思います。
しかしそれを前提で動いてしまったとき、自分の知らなそうなところを聞かれたらどうなるでしょう?
おそらく自分の解釈で答えてしまうんだと思います。
つまるところ勝手な思い込みをあたかも本当のように話してしまおうとするんだと思います。
じゃあ自分がわからないと思ったところは全部「わかりません。」と答えればいいか?
それは違うと思います。
なぜかというと、自分の解釈というのも「事実」だからです。
要は自分で解釈したものと事実とを認識して伝えればそれは事実です。
私は正直今のままでは「事実」と「解釈」がごっちゃになっているんだと思います。
なのでまずはそれぞれを定義して、切り分けて考えていこうと思います。
「事実」…ネットの記事や本や課長から聞いたものなどの情報元、引用元がはっきりしているもの。
「解釈」…自分の良し悪しの思いだったり、調べたことも誰かに確かめこともない個人のイメージ。
そこを基準に自分が完璧に答えられない質問が来たとします。
「まだまだ勉強不足ですが、こういった政策の目的があるのでこういったために作られたのではないかと考えています。」
と伝えられます。
自分で考えようとするから、どういった事実を取りに行くか考えられる。
まずは自分が「事実」を伝えているのか?
「解釈」を伝えているのか?
そこを自分に問いかけながら相手に伝えていきたいです。