村西とおる監督が日本のアダルトビデオの世界に於いて一世を風靡した人物ですから性との関わりが深いのは確かです。【厚労省催し AV監督出演中止】https://t.co/Pnyi3jFnMp
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 27, 2019
28日に開催されるHIVの予防啓発を呼びかける厚労省主催のイベント「レッドリボンライブ」に関し、アダルトビデオ監督の村西とおる氏の出演が中止された。女性差別発言を繰り返し行っているなどの批判があった。
然し乍ら、ことHIVとなると些か話は違ってきます。勿論、性交渉で感染する場合もありますが、輸血を含む血液製剤からの感染もあるので、きちんと真正面からHIVについて考えたいという趣旨があれば、況してや仕事とはいえ多数の女性と性交渉を重ねていたことが映像として残っている現実があるとなれば、やはり出演は不似合いだと思われても仕方がないと思います。
とはいえ、この問題を語る上で性の話は避けられません。勿論、イベントでは語られるのは間違いないでしょうが、こうしたイベントで採り上げる以前に、普段からの性についての基礎学習が確立していないことも問題だと思うのです。
老若男女問わず、この問題を真正面から継続して捉えているとはいえない現実が日本にはあります。確かに性的な事柄に不快感を示す人はいますが、人間として備わっていて、普段からの意識や姿勢がどうであろうと必ず何らかの形で付き合わなければならないことなのですから、きちんとしたものを確立しなければならないと思うのです。
きちんとした柱がないから、年齢を重ねていくうちに覚えるものだという根無し草な現実が正しい知識を共有できないのではないでしょうか。これから先の時代は真剣に知識として備えていないと間違ったことが大手を振って歩きかねません。況してや若い世代は昔と違って想像よりも直な情報を知り過ぎています。人間性を磨く機会に満足に恵まれていない背景も含めて考えると、将来に大きな不安が残ります。
ただ、これからの時代を担う世代が今後様々な部分で中心的な位置に就くだけに、そこで舵取りを間違わなければ正しい知識が浸透する可能性はあると思っています。否、そうならなければなりません😠 。