【なぜ 自治会の繰越金1億円】https://t.co/js6Ye93Vqu
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月9日
「自治会費の繰越金が1億円を超えている」という福岡市の自治会がある。新規入居時に1世帯15万円、別に月々千円の会費を集め、数年前に1億円を突破したが、使途が定まらず宙に浮いているという。
使途不明金ではありませんが、実質的にはプラスの意味での使途不明金でしょう。いざ用途を決めて使おうとしたものの計画が頓挫してしまい、かと言って其処から如何なる用途に遣うのかさえ議論してこなかったのであれば、それは長としての職務怠慢に他なりません。こうして問題になった以上、会長の職は辞するべきだと思います。
自治会という、単位としては小さいものの、行っていることは“政治そのもの”です。どれだけ寄り合い的な要素が強くても、基本的な姿勢は政治でなければならないと思うのです。
私は以前から、政治家を志すのであれば其の第一歩として自治会や町内会で長を務めることから始めるべきだと記してきました。自分のいる地域の事柄すら満足に解決したことがない人間に市区町村議員や都道府県議員、果ては国会議員なんて務まる訳がないんです。基礎がないんですから当然なんです。
そんな人間に報酬を渡して真っ当な政治なんでできません。大概は金に溺れるか癒着や賄賂に執着して終わるだけです。これまでに幾多の人間が同じ道を歩み、それによって政治の腐敗を招いたことでしょう。枚挙に暇がないではありませんか。
今回の件での自治会長が如何なる人物なのか判りませんが、二の矢三の矢を準備できていなかったことから想像すれば長きに渡って長をしていたのではないでしょうか。所謂『地元に古くからいる名士の末裔(又は其れに準ずる立場の人たち)』が代わる代わる仕切っていたのではないでしょうか。長という立場だけが欲しい人たちに任せていたことが事態を大きくしたのではないでしょうか。
まだ日本に於いての選挙や政治の黎明期であれば名士が仕切っても致し方ない部分がありましたが、西暦も2000年を19年も過ぎ、平成という元号さえも終わりを迎える今日に於いて名士に仕切らせた儘なのは問題だと思うのです。名士に囚われない、若さや立場の違う人たちによる【血の入れ替え】をしていくべきだと思うのです。
このままの状態では自治会が機能不全に陥り、日本の政治の上から下までの全てが終わってしまいます。早急に自治会や町内会の血の入れ替えを大々的に行うべきでしょう。そうしないと基礎もないのに頭でっかちな次世代がイニシアチブを握った際に大混乱を招きます。