斯く語りき

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なんらかの【十字架】は背負わせましょう

2017-12-14 23:45:00 | 社会部
【滋賀】中2自殺訴訟いじめは「エンターテインメント」

それにしても恐ろしい発言ですね。イジメを“エンターテイメント”と称するなんて正気の沙汰ではありません。記事の中でも発言が記載してありますが、完全に罪の意識がなかったと思われても仕方がない言葉だと思いますよ。

この感覚によってクラスの一人が自らの命を断っている訳です。それでいて彼らは証言をしても何ら罪には問われていない訳です。そんな馬鹿な話があるでしょうか。直接的なものがなかったとはいえ、彼らの行動が引き金となって亡くなったのです。大人であれば十分に殺人に加担したと判断できる内容でしょう。

結局のところ刑事的な罪には問えないから損害賠償という民事的な部分で責任を果たさせる形を取った訳ですが、ここで如何なる判決が出ても彼らが一生犯した過ちに対して真摯に向き合うのか疑問が残ります。過去にも同様の結末を迎えたものの、その後の対応が真艫でなかったことがあったのですから、ここで厳しい判断が下されても何処まで果たせるのか判らないのです。

きちんと向き合わせる為には刑事罰に等しい、例えば禁固刑の様に生活での行動を制限したり、慰謝料の支払いが滞らない様に就職した際には一定の金額を強制的に差し押さえるなどの手続きと破った際の罰則を設けておかないと十字架を背負ったことにはなりません。

彼らには刑務所に入る必要がないのです。彼らには生きて生活することができる訳です。まだまだ人生を謳歌できる訳です。他方で、エンターテイメントと称したイジメをした相手は二度と戻らないのです。我が子を失った両親は、どんなに彼らを憎んでも刑罰を与えることができないのです。この不公平感を埋める為にも十字架を背負わせなければならないと思うのです。

こうした事件が起きた学校側は必ず『再発防止に努める』とコメントを出しますが、それがきちんと活かされないから未だに同じことが繰り返される訳です。そうならない為には学校側にも【確実に痕が遺る何か】を背負わせないといけないと思います