野球小僧

和田一浩 (中日ドラゴンズ)

昨日、ようやく2000本達成です。



2000本のうち、埼玉西武ライオンズで1032本、中日ドラゴンズで968本(6月11日時点)ということです。
2011年のスランプと昨年のケガがなかったら、もう少し早く達成していたでしょうけど。ケガなかっただけに、昨年のケガは残念でした。

昨年のケガの後、今年のキャンプは別メニュー。
さらに開幕は二軍スタートでしたので、もしかすると・・・という不安はあったことでしょうし、ここまでの道のりはさらに長く感じられたことでしょうね。

和田選手が野球を本格的に始めたのは小学三年生の終わり頃だそうです。
地元の中日ドラゴンズファンで当時キャッチャーだった中尾孝義さん(現; 阪神タイガーススカウト)が好きで憧れていたそうです。4人きょうだいで、男は和田選手人らであり、きょうだいで一緒に遊ぶことはあまりなかったそうです。
その代わり、お母さんとよくキャッチボールをしていたそうです。お母さんに野球をやらせてもらえる環境を作ってもらったと思っているそうですし、今の和田選手の原点はお母さんとのキャッチボールだったと言っています。

小中高と勝ちにこだわるチームだったそうで、練習も厳しかったそうです。

その中で挫折はたくさん味わったそうですが、一度たりとも野球を辞めようと思ったことはないそうです。
本当は高校からプロに進みたかったのに叶わなかったり、自分のプレーしたいチームがある大学に行けなかったり、大学卒業後は今度こそプロにと思ったのにドラフトにかからなかったり。
節目節目で上手く行かなくても。

「野球が好き」っていうのが根底にはあると思います。でも、和田選手は「野球しか取り柄が無いというか、野球以外何もできないんです、自信をもってできることが。思い込みですね、これしかないんだっていう」その思い込みがあったから、ここまで来れたとも言っています。

ただ、実は練習がすごく嫌いだったそうです。常にサボれるものならサボりたいと。ですが、だんだん少しずつ考え方が変わって、練習が楽しくなって来たそうです。これは野球が出来るありがたさが、判ってきたとのことです。
プロに入ってから、経験を積みながらやっと判ってきたこと。

「意味のある」時間の使い方の大切さ。

和田選手は遅咲きの選手です。
レギュラーとして定着したのが30歳のとき。この時に改めて「プロ野球選手になったんだ」と自覚出来たそうです。
でも、プロとしてのスタートはかなり遅くても、高校で入ろうが大学で入ろうが社会人で入ろうが、プロに入れば出身や経歴の区別はありません。
完全に実力の世界です。

同級生が先にプロの世界で活躍していると、うらやましく思うよりも、悔しい気持ちのほうが強かったそうです。自分との闘いという意味で自分に負けたくない一心でここまでこれたそうです。

和田選手がプロ野球選手として大切なこととして考えていることは、相手の気持ちを思いやることだと思っているそうです。
プロ野球選手として、特に人から注目される立場なので、余計に気をつける。野球選手だからといって、自分勝手にふる舞うことが許される訳じゃない。野球場でプレーを見られるのは当たり前のことですが、球場を出てからも、社会の一員として見られていることを忘れてはいけないと思っているそうです。

和田選手は今年で41歳。
いつかは現役選手として終わる日が来ます。ただ、いつまでも「野球が上手くなりたい」という気持ちは変わらないそうです。
この思いは初めて野球をやったころから変わらないそうです。

人生って誰もが思いどおりにいかないことのほうが多いですよね。
99回やってダメでも、次の1回で上手く出来るかも知れません。また、上手く出来なかった99回の中でも、1つくらい上手く行きそうだったことはあると思います。
そのたった1つのことをいかに目指していけるかが大事なことです。

夢をかなえることって簡単なことではありませんよね。
簡単なことだったら、夢じゃありません。難しいことだから夢なのです。

だから、1つ1つすべてのことが、夢をかなえるまでの大事なプロセスです。
小さなことの積み重ね、一日一日の積み重ねです。

すぐに結果が出ないからと言って、あきらめてしまうのは残念なことです。
もしかすると、今日が最初の一歩かもしれませんし、九十九歩かも知れません。どんなに小さくても次の一歩を踏み出し、歩み続けることです。

夢を持った日の気持ちを忘れずに。

和田選手は2000本安打達成の後、また1本ヒットを打ちました。これからも野球が上手くなるために頑張りたいために。

夢見ていた未来はそれほど離れてはいないはず。
また一歩、次の一歩と足音を踏み鳴らして行こう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
まだまだ元気ですね。今日も3安打(試合途中)。

夢をあきらめずに、追い求める姿勢は見習いたいですね。

ただ、神様陣が頑張りすぎても、若手が育ってこないのも心配です。
でも、育っていない若手陣では気が気でありません。

G戦だけ活躍してくれれば・・・
eco坊主
おはようございます。

和田選手の栄誉に心から祝福します。
おめでとうございます。

遅咲きという言葉がピッタリくる選手ですね。いや、大器晩成というべきでしょうか・・
中日に移ってきたとき(兎党として)嫌な選手が来ちゃったなぁ~と思ったのを覚えています。勝負強いというイメージでしたから!!

2000本達成遅咲きの2位は谷繁ですよね。
そして昌の50歳勝利も待っているし。
神龍のような人たちの揃っている球団・・
兎戦以外で頑張ってくださいね!!!
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