野球小僧

基本があってこその技術

スポーツの秋と言いますが、中学・高校三年生にとっては、スポーツの春、この時期が勝負になります。

中学生は全国中学生体育連盟(全中)の全国大会への予選、高校生は日本高校体育連盟(高体連)の高校総体への予選が各地が行なわれ、優勝を目指して選手達も頑張っていると思います。

もちろん「試合で勝つ」ことだけが、すべてではありませんが、やるからには「試合で勝つ」ことに全力を尽くし、子どもたちも親としても悔いのないようにしたいものです。

でも、この時期になかなか結果が出なかったり、上手く行かなかったりして「どうしたら勝てるのか?」と漠然とした不安を抱えたまま日々の練習を過ごしているかも知れません。

例えば「野球で勝つためにはどうしたら良いのか?」です、答えは簡単です。

「相手チームより点を多く取って、自分のチームよりも点をやらない」

のです。1-0でも10-0でも勝ちは勝ちなのです。逆に0-1でも0-10でも負けは負けなのです。

軟式野球では得点するのは難しいです。
チーム打率は良くても2割5分くらいでしょう。もしかすると2割ちょっとというチームが多いのではないでしょうか。

例えばチーム打率2割5分の場合。
4打数1安打。ホームランならば、それで得点は1ですが、ランナーがいなければヒット1本で得点は望めません。しかも、二塁からだとシングルヒットで得点になるのはなお難しいことです。しかも、計算上は1イニングに1本出るかどうか。

この1イニングに1本出るかどうかのヒットを2~3本続けて出ないと1点取れないのです。

単純計算で3本のヒットは最低12打数必要になります。その間、アウトは9つ。アウト9分というと3イニングス分です。すなわちヒットを連打して得点を取るのは難しいということです。

だったらどうすれば良いのでしょうか。

当たり前のことですが、基本に立ち返り、基本を忠実に実践することです。

攻撃であれば「ボール球に手を出さない」、「見送り三振はしない」、「ヒットを打ったら1つでも先の塁を狙う」、「けん制球でアウトにならない」など。
守備であれば「フォアボール、デッドボールを与えない」、「簡単にエラーをしない」、「簡単に進塁させない」など。

勝つための野球って単純なことなのですし、チームの仲間と力を合わすことが出来なければ勝つことも出来ません。

野球はホームランの数を競うスポーツでも、ピッチャーの奪三振数の多さを競う競技ではありません。
チームで勝つことが目的なのです。

総決算まであとわずか。
行き詰ったら基本に立ち返ることだと思います。そして、今まで練習してきたことを成果として出しましょう。

悔いの残らない一球を。


コメント一覧

まっくろくろすけ
Nさん、こんばんは。
終わってしまったとき。
涙があったり、笑顔があったり・・・いろんな思いが出てきます。

正直、悔いなしって思うことは稀だと思います。
でも、自分で納得できる内容であったならば、いいのではないかなと考えています。
でも、やっぱり難しいですよね。
私の場合、あえて強がっているだけです。
Nより
悔いを残さないように
私も幾度か息子たちに言っています
しかし自分で言っておきなが今回のまっくろくろすけさんのブログを拝見しながらどうすればいいのかわからなくなってきました。
野球をしている本人は何を何処までやったら悔いが残らないのか、周りも何を何処までやったら悔いが残らないのか
結果が出て湧いてくる感情なのでは?
色々な意見お聞かせください
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