諏訪大社は長野県の諏訪湖周辺4ヶ所にある神社です。信濃国一宮であり、全国約25,000社の諏訪神社の総本社です。
創建の年代は不明ですが、日本最古の神社の1つといわれるほど古くから存在しています。
社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が立ち、六年に一度(七年目に一度)催される御柱祭で知られています。
最近ではパワースポットとして注目され、中央構造線上の大地のエネルギーを蓄えた聖地にもなっています。
祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)。
「古事記」、「先代旧事本紀」の神話に登場する神で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に先立ち、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が大国主命(おおくにぬしのみこと)に国譲りするように迫ったとき、大国主命の長男の八重言代主(やえことしろぬし)はその交渉に応じたが、次男の建御名方命が国譲りに反対し、武甕槌命に相撲を挑んだと言われています。この相撲には負けてしまいましたが、世界一強い神に戦いを挑んだ勇者とされています。
「梁塵秘抄(りょうじんひしょう=平安時代末期に編まれた歌謡集)」には「関より東の軍神、鹿島、香取、諏訪の宮」と謡われており、古くから軍神として崇敬され、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に戦勝祈願をしたと伝えられています。また、中世時代に狩猟神事を執り行っていたことから、狩猟・漁業の守護祈願でも知られています。
戦国時代には武田信玄が「南無諏訪南宮法性上下大明神」の旗印を先頭に諏訪法性兜をかぶって出陣したと伝えられています。
諏訪大社は強い相手に戦いを挑んだ勇気ある神様なのです
そんなこともあり、私は、ここ七年、この時期に諏訪大社へお参りするのが、年間行事となっています。
もちろん、今年も願いは一つ。
また、諏訪大社では「勝守」「勝栗札」を授けていただけます。
「勝守」は「何事にも打ち勝つ」という意味です。
「勝栗札」は神体山の神域で成長した、栗の木で作られています。「スポーツ選手必勝御守」。
人生は時として名誉のため、栄誉をつかみとるために自分よりも強い相手と戦わなければならないことがあります。
この「勝守」「勝栗札」で諏訪の神から強者へ立ち向かう勇気を授かり、いざ、参らん。