2018年1月8日にテレビ朝日系で放送されたバラエティ番組「ファン1万人がガチで投票！ プロ野球総選挙」。今頃、ビデオを観ています。
まずは番組で発表された「ベスト20」の投票結果のおさらいです。
野手部門
1位 イチロー(マイアミ・マーリンズFA)
2位 王貞治(読売ジャイアンツ)
3位 長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)
4位 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
5位 松井秀喜(読売ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキース)
6位 落合博満(ロッテオリオンズ、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ)
7位 野村克也(南海ホークス、ロッテオリオンズ、西武ライオンズ)
8位 ランディ・バース(阪神タイガース)
9位 金本知憲(広島東洋カープ、阪神タイガース)
10位 内川聖一(福岡ソフトバンクホークス)
11位 秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)
12位 稲葉篤紀(ヤクルトスワローズ、北海道日本ハムファイターズ)
13位 掛布雅之(阪神タイガース)
14位 菊池涼介(広島東洋カープ)
15位 ウォーレン・クロマティ(読売ジャイアンツ)
16位 衣笠祥雄(広島東洋カープ)
17位 新庄剛志(阪神タイガース、ニューヨーク・メッツ、北海道日本ハムファイターズ)
18位 阿部慎之助(読売ジャイアンツ)
19位 古田敦也(ヤクルトスワローズ)
20位 秋山幸二(西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス)
※カッコは主な所属球団、現役選手は現所属チーム
投手部門
1位 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
2位 野茂英雄(近鉄バファローズ、ロサンゼルス・ドジャース)
3位 稲尾和久(西鉄ライオンズ)
4位 金田正一(国鉄スワローズ、読売ジャイアンツ)
5位 田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)
6位 江川卓(読売ジャイアンツ)
7位 江夏豊(阪神タイガース、広島東洋カープ)
8位 ダルビッシュ有(ロサンゼルス・ドジャースFA)
9位 上原浩治(シカゴ・カブスFA)
10位 桑田真澄(読売ジャイアンツ、ピッツバーグ・パイレーツ)
11位 黒田博樹(広島東洋カープ、ニューヨーク・ヤンキース)
12位 佐々木主浩(横浜ベイスターズ、シアトル・マリナーズ)
13位 岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)
14位 工藤公康(西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス)
15位 村田兆治(ロッテオリオンズ)
16位 岩隈久志(シアトル・マリナーズ)
17位 斎藤雅樹(読売ジャイアンツ)
18位 伊藤智仁(ヤクルトスワローズ)
19位 松坂大輔(福岡ソフトバンクホークス)
20位 山本昌(中日ドラゴンズ)
※カッコは主な所属球団、現役選手は現所属チーム
(画面キャプチャ)
昨年、プロレスと大相撲が放送されていますので、今回は第三弾になります。
なるほど、そうなりましたか、という感じです。当然ではありますが、1万人のファンが選んだのですから、その辺の100人くらいのアンケートとはレベルが違うと思います。
もちろん、ここに並んだ選手の方々は立派な成績を残しており、何の落ち度もありませんが、息子と観ていても息子からは異論あり、しかもなんとももやもやとしか感じが残りました。
例えば、広島東洋カープファンの方からすれば、若いファンの方ならば現在の第二期黄金時代を支えている菊池涼介選手の選手は妥当だと思えるでしょう。でも、オールドファンの方からしてみれば第一期黄金時代を支えていたミスター赤ヘル･山本浩二さんはランクインしていないのは、モヤモヤするところでしょう。
投手部門は1960年代半ばから1970年代後半のパ・リーグを代表する山田久志さん(阪急ブレーブス)、鈴木啓示さん(近鉄バファローズ)、東尾修さん(西武ライオンズ)らのエースがランク外です。
もちろん、プロ野球を観ていた時期、選手は違いますし、「思い出は美しすぎて」というのもあります。誰がランクインしてもおかしくないですし、どの選手も素晴らしい成績を残していますし、たくさんの感動と興奮を与えてくれました。それぞれの方にそれぞれのヒーロー選手がいるのですから、安易にランク付けというもの自体が難しいのかも知れませんが。
ただ、もしも、この番組のアンケート集計が今年の1月以降であったならば、投手部門で星野仙一さんが上位にランクインしていたことは確かでしょう。それだけ、世論に流されやすいランキングであることも事実でしょう。
次回やってくれるのであれば、せめて「現役選手」と「引退選手」とか、いろんな切り口でのランキングをみてみたいものです。
ちなみに、私の野手部門1位は中尾孝義さん、投手部門1位は小松辰雄さんです。
中尾さんはキャッチャーのイメージを変えた選手として、小松さんはスピードガンの申し子として夢を持たせてくれました。
