日本シリーズ記録の6連続盗塁阻止でMVPに輝いた福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也選手の甲斐キャノン。その捕球から送球し二塁到達までのは時間は最速1.71秒と言われています。
捕球から二塁到達まで1.9秒台で一流と言われており、1997年~2000年の4年連続セ・リーグ盗塁阻止率を誇った全盛期の古田敦也さん(東京ヤクルトスワローズ)は約1.8秒と言われています。
その甲斐キャノン、古田自走対走者砲(勝手に命名)に負けないと言われているのが、悔しいかな、読売ジャイアンツの小林誠司選手のコバレーザー(勝手に命名)です。現在、セ・リーグでは3年連続盗塁阻止率1位となっています。日本シリーズでの影響を受けてか、早速秋季キャンプで二塁送球動作の改良に乗り出したとの記事があります。練習では、手動計測ながらコバレーザーは約1.61秒という非公式記録を樹立しちゃいました。
原監督は「フラットな目で見ている。宇佐見も岸田もいい」と白紙と強調しつつ、「(小林の肩は)甲斐と遜色ない。ちょっと打てばすごい捕手になる。最低2割4分。本心を言えば2割5分。持っているものはいい。もっと打てるはず」と期待しており、小林選手も「打てないのは自分の力不足。それくらい打てるように頑張ります」と応えています。
小林選手の場合、ネックなのはあくまでも打撃力ということなのです。昨シーズンまで2年連続で規定打席到達で打率最下位。巻き返しを図った今シーズンは5月に首位打者に立ったものの、最終的には.219。ルーキーの大城選手にマスクを譲ことも多く、規定打席にも届きませんでした。
埼玉西武ライオンズ・炭谷選手がFA宣言すれば獲得に乗り出すと言われているジャイアンツですが、炭谷選手の通算打率は.212。2017年に.251とキャリアハイの数字を残していますが、この年は104試合の出場でした。気になる盗塁阻止率も、通算で.354であり、2013年に.444でパ・リーグ1位を記録していますが、以降は.361→.317→.327と減少傾向です。
本気で炭谷選手を獲得に行くのかはわかりませんが、埋もれさせてしまうには、もったいないレーザーです。ただ、このまま、勘違いしていてもらった方が、他チームファンにとってはいいのですが。
さて、レーザーといえばカズレーザーさん。同志社大商学部卒業し、クイズ番組などでも活躍しています。大学卒業後、お笑い養成所を経てピン芸人としてデビュー。2012年8月に安藤なつさんと「メイプル超合金」を結成。2015年に「M-1グランプリ」で決勝進出を果たし、知名度を上げました。
ピン芸人時代は仕事もなければ収入もなく、ライブに出てネタをやるくらいだったそうです。でも、将来に対する不安はなかったそうです。芸人という職業を選んだ時点で99%成功はなく、稼げなくて当たり前だと思ったそうです。今も働いている感覚はないとのことです物欲もなく、お金にも執着はないとのことです。お金がなくても、芸人をやっているだけで楽しい。自分が自発的にすることでないと好きにはなれないと言います。
そもそも何千回もスベり散らかしてきているので、スベるのも苦じゃないとのことです。走って好タイムが出ないのは、自分の足が遅いから。つまらないから、スベっているわけです。そこに苦労や口惜しさを感じたことはないそうです。
カズレーザーさんの考える「仕事の基本」とは、「勘違いし続けること」だと言います。夢中になっていると何も気づかずに時間が過ぎていく。そういう人のほうが人を惹きつけます。
人が成功する理由って大半が偶然だと思います。偶然のレベルや運を高める方法がないのであれば、夢中になって楽しんでいたほうが得だと考えます。確かに、「この成功者はこれをやって成功した、あれをやって成功した」と、いいとこどりをして成功した人を見たことがありません。成功するならば、全員が成功しているはずです。
成功した人と同じことをするのではなく、なぜその人はそうしたのかを考えるぐらいにとどめておいたほうがいいのでしょう。