「永久欠番」とは、背番号などを使用するスポーツにおいて、大きな功績を残した人物の使用した背番号を、その人物の栄誉と栄光の歴史を末永く称えるために欠番にした番号のことです。
今シーズンも多くの記録を残した選手が引退しましたが、最近は永久欠番扱いというよりも、後継者としてふさわしい選手が登場するまで欠番にする「準永久欠番」や「期間限定欠番」という暗黙のルールになっています。
永久欠番
読売ジャイアンツ
1:王貞治さん / 3:長嶋茂雄さん / 4:黒沢俊夫さん / 14:沢村栄治さん / 16:川上哲治さん / 34:金田正一さん
阪神タイガース
10:藤村富美男さん / 11:村山実さん / 23:吉田義男さん
中日ドラゴンズ
10:服部受弘さん / 15:西沢道夫さん
北海道日本ハムファイターズ
100:大社義規さん(日本ハム球団初代オーナー)
広島東洋カープ
3:衣笠祥雄さん / 8:山本浩二さん
埼玉西武ライオンズ
24:稲尾和久さん
東北楽天ゴールデンイーグルス
10:イーグルス・ファン
さて、番号と言えば2016年1月からスタートするマイナンバー制度です。すでにマイナンバーカードが手元に届いた方もいると思います。ですが、カードを手にしたものの、それをどうすればいいのか、そもそも何のために必要なのか判りません。今更聞けない大事なこととしてまとめました。
・「マイナンバー通知カード」、このカードは身分証明に使える? → ×
「通知カード」は「個人番号カード」(2016年1月以降、任意で申請して作成)ができるまでの期間限定カード。身分証明書としては使えません。
・どのような情報が管理されているか、利用者はいつでも知ることができる? → ○
2017年1月から「マイナポータル」という自分専用のポータルサイトがインターネット上に作られる予定です。自分のマイナンバーで管理されている情報のほか、誰が、いつその情報を照会したかも知ることができるようになります。
・相手が家族であっても、教えてはならない? → ○
サラリーマンが納税のため会社に番号を教えるなど、利用目的が明確でない場合は第三者に教えないのが原則です。ただし、遺産相続の際、被相続人(故人)のマイナンバーも必要となります。でも、誰にも教えてはいけないので、どうすれば良いのかは不明です。
・個人情報は一元管理される? → ×
共通のデータベースがあって、各機関がそこにアクセスするのではありません。たとえば、年金についての情報は日本年金機構、地方税についての情報は市区町村がこれまでどおり管理します。
・個人だけでなく、法人にも割り振られる? → ○
法人には13桁の数字が割り振られます。法人番号は国税庁のHPで公開され、誰でも見られます。
・勤務先会社から漏洩。会社の担当者が懲役刑を受けることはある? → ○
正当な理由がなく、特定個人情報ファイルを第三者に漏らした場合、4年以下の懲役刑を受けます。不正な利益を得る目的で、個人番号を第三者に提供した場合も、3年以下の懲役刑を受ける可能性があります。国の機関の職員も懲役刑の対象。
・会社が自社従業員のマイナンバーを取り扱う際、他の業者に作業を委託することはできない? → ×
書類にマイナンバーを記載する事務などを、税理士や社会保険労務士等に委託することは可能です。その場合、委託先とは「秘密保持義務」などの安全管理義務を負わせる委託契約を結ぶのが重要になります。
そして、マイナンバーは原則として、一生涯同じ番号を使うことになります。本人が亡くなった後には番号は使い回さずに「永久欠番」になります。ただし、番号が漏洩したりして、詐欺などの被害に遭う恐れがある場合には変更は可能ですが、それ以外の理由での変更は出来ないことになっています。