関東甲信越では梅雨が明け、本格的な暑さがやってきました。
夏バテしないようにと思うのですが、どうしても食欲がなくなる季節です。そこで、「漢の挑戦シリーズ・夏バテしないように、簡単で美味しそうだから作ってみた」です。
手本としたのは、首都圏を中心に路線展開している小田急電鉄の駅などを中心に店舗を持つ蕎麦・うどんチェーン店の「箱根そば」。そこの夏の風物詩でもある季節限定で販売されている「豆腐一丁そば」を作ってみました。
好きなおそばをゆでて、水分を切ったお豆腐をまるごとドカンとのせて、ちょっとした具材の付け足しをして、出汁つゆをぶっかけてでき上りです。
ちなみに、小さいお豆腐ですので、「豆腐三丁そば」です。ねぎを買ってくるのを忘れました。
暑い夏に、さっぱりと食べられます。なお、本家のものは食べたことはありません。
さて、作る際にちょっと悩みが発生。上にのせる豆腐は「木綿」なのか、「絹ごし」なのかです。
そもそも、木綿と絹ごしの違いについて、見た目や食感などが違うのは経験的に知ってはいますが、作り方や栄養価なども違うのかと改めて聞かれると私はくわしく知りません。
作られる際に、「木綿でこしたもの」か、「絹でこしたもの」とばっかり思っていましたが、その違いは作り方にありました。
そもそも、豆腐は豆乳を大豆からしぼり取り、それを固めて作ります。まず、水に浸した大豆を細かく砕き、「呉(ご)」と呼ばれる大豆の汁をとります。この呉を加熱して、「豆乳」と「おから」にわけ、その豆乳から豆腐が作られます。
木綿豆腐は、この豆乳に「にがり」などの凝固剤を加えて固めたものを崩し、豆腐の形を作る型箱に入れます。これに重しを乗せて作られるます。型箱には穴が空いていて水分や油分が抜けるため、しっかりとした食感の豆腐ができるのです。なお、名前の由来は、型箱に引いた木綿の布の布目が豆腐の表面に付いていたことから、木綿豆腐と呼ばれるようになりました。
絹ごし豆腐は、豆乳のまま型箱に入れて、その中で凝固させます。そのため、型箱には穴のないものを使います。水分を抜かないため、豆乳を濃くしておきませんと、できあがった豆腐の味がぼやけてしまうため、豆乳は木綿豆腐で使うものより濃度の濃いものを使って作られます。よって、絹の布でこしたようになめらかになり、キメ細かい見た目から、絹ごし豆腐と呼ばれています。
よって、100gあたりのカロリーも違っており、木綿豆腐は約72kcal、絹ごし豆腐は約56kcalと木綿豆腐が少し高くなり、栄養素でも、たんぱく質や脂質などでは木綿豆腐の方が絹ごし豆腐より少し高めとなります。これは、木綿豆腐の方が水分を抜く分、同じ重量あたりの栄養素の割合も異なるというわけです。
違いがわかってスッキリしました。木綿でも絹ごしでもお好きな方で。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。