「炎のランナー(Chariots of Fire)」は英国にて1981年3月30日に公開(日本では1982年8月21日)された映画「炎のランナー」のインストゥルメンタル・テーマ曲です。作曲はヴァンゲリスさん。
映画のサウンドトラックアルバムでは「Titles(タイトルズ)」であり、シングルカットされたときも「Titles」としてリリース。Billboard Hot 100(全米チャート)にランクインしたあとの1982年1月30日週ランキングで、作品特定がしやすいように、映画と同じ「Chariots of Fire」というタイトルに変更。
映画は1924年のパリオリンピックに出場した2人の英国青年を描いた実話をもとにしています。
1978年のロンドン。ハロルド・エイブラハムス(演;ベン・クロスさん)追悼の礼拝が始まり、アンドリュー・リンゼイ卿(演;ナイジェル・ヘイヴァースさん)がスピーチを行っていた・・・。
物語は彼らが胸には希望を抱き、踵には翼をつけて、走ることに夢中だった時代へさかのぼる。
1919年。ケンブリッジ大に入学したハロルド。ユダヤの血をひいているため、周囲からは潜在的な差別と偏見を受けており、そのうっぷんをぶつけるように陸上競技にのめりこむ。障害物のアンドリュー、中距離のオーブリー・モンタギュー(演;ニック・ファレルさん)とヘンリー・スタラード(演;ダニエル・ジェロルさん)とともに「ケンブリッジ大学4人組」として華々しい活躍をしていた。
スコットランドの牧師の家に生まれたエリック・リデル(演;イアン・チャールソンさん)がいた。彼にとって、自らの才能によって競技会で勝利することは神の恩寵を示すものであり、スコットランド代表として大会出場する際には彼の伝道スピーチが併せて行われ、多くの人々が聞き入った。
1923年.ハロルドは競技会でエリックに敗北し、激しいショックを受ける。そこへサム・ムサビーニ(演;イアン・ホルムさん)が現れ、ハロルドは彼から本格的な指導を受ける。一方エリックは中国へ布教に赴くことと、そのまえにオリンピックに出場することを決意。
そして、ハロルドとエリックは1924年パリオリンピック代表に選ばれる。
パリへの出航の日。エリックは記者から予選の日が日曜日(安息日)であることについて質問を受ける。キリスト教徒であるエリックは選手団長に相談し、日程変更を掛け合ってもらうことになる。
5月4日。パリオリンピック開会。結局、日程変更は不可能となり、エリックは英国と国王への忠誠のため出場するよう説得されるが、神への信仰はそれに勝るとして拒否。そこでアンドリューが400mの代表枠を譲るので、エリックは出場種目を変更してはどうかと提案し、エリックは100mを棄権する。
200mに出場したハロルドは敗北し、ムサビーニから叱咤される。100m出場を目前にハロルドは不安となるが、ムサビーニはハロルドへの手紙にお守りを同封。そして、ハロルドは100mで優勝。
400mに出場するエリックに対し、ライバルの米国チームのジャクソン・ショルツ(演;ブラッド・デイヴィスさん)は旧約聖書の一節を記したメモをエリックに渡す。エリックはそれを握りしめてレースに臨み、みごと優勝。
英国へ戻ったハロルドとエリックらは大歓声で迎えられる・・・。
そして、再び1978年。「エルサレム」の合唱で追悼礼拝は終わり、アンドリューとオーブリーは「彼は勝った」と、ハロルドを想い出す。
1924年から100年後の2024年。
3回目のパリオリンピックではどんなドラマが待っているのでしょうか?
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
映画のサウンドトラックアルバムでは「Titles(タイトルズ)」であり、シングルカットされたときも「Titles」としてリリース。Billboard Hot 100(全米チャート)にランクインしたあとの1982年1月30日週ランキングで、作品特定がしやすいように、映画と同じ「Chariots of Fire」というタイトルに変更。
映画は1924年のパリオリンピックに出場した2人の英国青年を描いた実話をもとにしています。
1978年のロンドン。ハロルド・エイブラハムス(演;ベン・クロスさん)追悼の礼拝が始まり、アンドリュー・リンゼイ卿(演;ナイジェル・ヘイヴァースさん)がスピーチを行っていた・・・。
物語は彼らが胸には希望を抱き、踵には翼をつけて、走ることに夢中だった時代へさかのぼる。
1919年。ケンブリッジ大に入学したハロルド。ユダヤの血をひいているため、周囲からは潜在的な差別と偏見を受けており、そのうっぷんをぶつけるように陸上競技にのめりこむ。障害物のアンドリュー、中距離のオーブリー・モンタギュー(演;ニック・ファレルさん)とヘンリー・スタラード(演;ダニエル・ジェロルさん)とともに「ケンブリッジ大学4人組」として華々しい活躍をしていた。
スコットランドの牧師の家に生まれたエリック・リデル(演;イアン・チャールソンさん)がいた。彼にとって、自らの才能によって競技会で勝利することは神の恩寵を示すものであり、スコットランド代表として大会出場する際には彼の伝道スピーチが併せて行われ、多くの人々が聞き入った。
1923年.ハロルドは競技会でエリックに敗北し、激しいショックを受ける。そこへサム・ムサビーニ(演;イアン・ホルムさん)が現れ、ハロルドは彼から本格的な指導を受ける。一方エリックは中国へ布教に赴くことと、そのまえにオリンピックに出場することを決意。
そして、ハロルドとエリックは1924年パリオリンピック代表に選ばれる。
パリへの出航の日。エリックは記者から予選の日が日曜日(安息日)であることについて質問を受ける。キリスト教徒であるエリックは選手団長に相談し、日程変更を掛け合ってもらうことになる。
5月4日。パリオリンピック開会。結局、日程変更は不可能となり、エリックは英国と国王への忠誠のため出場するよう説得されるが、神への信仰はそれに勝るとして拒否。そこでアンドリューが400mの代表枠を譲るので、エリックは出場種目を変更してはどうかと提案し、エリックは100mを棄権する。
200mに出場したハロルドは敗北し、ムサビーニから叱咤される。100m出場を目前にハロルドは不安となるが、ムサビーニはハロルドへの手紙にお守りを同封。そして、ハロルドは100mで優勝。
400mに出場するエリックに対し、ライバルの米国チームのジャクソン・ショルツ(演;ブラッド・デイヴィスさん)は旧約聖書の一節を記したメモをエリックに渡す。エリックはそれを握りしめてレースに臨み、みごと優勝。
英国へ戻ったハロルドとエリックらは大歓声で迎えられる・・・。
そして、再び1978年。「エルサレム」の合唱で追悼礼拝は終わり、アンドリューとオーブリーは「彼は勝った」と、ハロルドを想い出す。
1924年から100年後の2024年。
3回目のパリオリンピックではどんなドラマが待っているのでしょうか?
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。