青春なんて、遠い昔の思い出。
そう思っているあなたへ-----
元高校球児･坂井晴彦（演；中井貴一さん）46歳。あの白球を追った日々は遠い昔。
もはや仕事に張りはなくなく、離婚した妻が亡くなって以来、一人娘の沙奈美とも絶縁状態。
そんなある日、坂町のもとに元チームメイト松川典夫の娘･美枝（演；波瑠さん）が訪ねてくる。
坂町は彼女から、長年音信不通だった松川が去年の震災で死んだことを知らされる。
彼女は別居していた父親の遺品の中に、坂町や元ピッチャーの高橋（演；柳葉敏郎さん）ら、チームメイト全員に宛てた27年分の年賀状の束を見つけ、なぜ毎年書きながらも出さずにいたのか、知りたいと願っていた。
元高校球児が再び甲子園を目指す（マスターズ甲子園）のスタッフとして働く美枝は、坂町に大会への参加を持ちかける。
予測がつかないことは遠慮する、いわゆるサビついたオヤジである坂町は「今さら」と断ったが、本当の理由はまた別にあった。
坂町達が甲子園に行けなかった原因は美枝の父にあったのだ。28年前のある事件。それは美枝だけには話したくなかった。
父親の想い出を追い求める美枝と接するうちに坂町は、娘･沙奈美とちゃんと向き合うことをせず、ずっと逃げてきたことに気付く。
そして現実と折り合いをつけ、思い出を上手に諦めることで、自分自身を騙してきたことにも。
「あの夏」に決着をつけなければ前へは進めない。
坂町は人生のグラウンドへ走り出すことに決めた。
28年間しまいこまれた一つの事実。
「あの夏」を越えて今、夢の続きが始まる。
実際に行われている「マスターズ甲子園」を題材にした作家・重松清さんの小説が原作です。
また、浜田省吾さんの10年ぶりの新曲「夢のつづき」がいいのです。
そして、今年の夏。居酒屋で、涙を流しながらK陵野球部を熱く語った、ガラス屋さんお勧めの映画です。
「絶対見るべきだ」
（新しいブログ（同じ記事ですが）のリンク先です。http://baseball-love.blog.ocn.ne.jp/）
