夢の背中

毎年、受験シーズンになると公開される、大塚製薬･カロリーメイトの「受験生応援CM」シリーズ。そのストーリーが現役の受験生の姿を現しているとともに、過去に受験生だった世代にも思いが重なるものだと思います。

2022年-2023年版の第9弾「狭い広い世界で」篇が2022年11月に公開されています。第9弾の楽曲には「Mrs. GREEN APPLE」の「僕のこと」が採用されており、山時聡真さんと奥智哉さんが出演しています。

今年の受験生は高校三年生、中学三年生にとっては入学してからの3年間はいろいろな縛りのある今までとは違う非日常な生活を送ってきた世代です。その世代に向けて、「いま」というものに共感できる内容になっていると思います（個人の感想）。

私は個人的には2012年12月から放送された、満島ひかりさんが中島みゆきさんの「ファイト！」を唄った「とどけ、熱量。」編、2015年4月から放送された平祐奈さん出演の「見せてやれ、底力。」。使用曲は岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」をAnly（アンリィ）さんがカバーしており、黒板アートも印象的で好きです。

2019年11月から放送されたYOSHIさん出演の「My Way」編。（浪人生かな？が）遊びたい気持ちを抑えて勉強する姿を見せつつ、自分の信じた道（My Way）を進む物語になっています。使用曲は1969年に発売されたフランク・シナトラさんの「My Way」をYOSHIさんがカバーしています。

また、2020年11⽉から放送された「⾒えないもの」篇（さくら（二〇二〇） / 森山直太朗 - 野球小僧 (goo.ne.jp)）では、森山直太朗さんの「さくら（二〇二〇合唱）」でした。

そして、2016年12月から放送された、神野三鈴さんと村上虹郎さん出演の「夢の背中」編。使用曲はレミオロメンの「3月9日」を作詞･作曲した藤巻亮太さんのセルフカバーです。

私がいろいろと書いたものよりも、この映像を観て皆さんがいろいろと感じ取ったものがあると思います。

私自身もこの受験生のような時代もありましたが、いまではこのCMで出てくる「親」と言う立場。それでもさらに季節は巡っていき、だんだんと直接何かできることが少なくなっていき、本人を見守るしかなくなっていきます。

母は、
がんばれとは言わない。

がんばれと言うかわりに、
食事に気を使ってくれる。
八つ当たりを受け止めてくれる。
テレビの音を小さくして見てくれる。
そして、合格した時は、きっと
自分以上に喜んでくれる。
だから、がんばろうと思う。

見守る。それは、
一番むずかしい応援だ。

子どもには、いろいろ言いたくなる。
受験生の親なら、なおさらだ。
でも、それは子どものためじゃなく
自分の不安を解消するためかもしれない。
ただ信じて、見守る。
その姿勢こそ、一番強く
子どもの背中を押すんだと思う。


本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。