サッカーの第6回女子ワールドカップドイツ大会。
フランクフルトで決勝の日本vs.米国の一戦が日本時間18日3時45分から行われました。
結果はPK戦を制して、ワールドカップ初優勝。
前半開始早々から、米国の積極的なロングボールとドリブルで作ったチャンスからシュートを連発。
日本は運も味方しているのか、得点を与えません。
米国は前半7本(?)、日本は2本(?)のシュート数。
逆に日本は得点が奪えません。
スコアレスで始まった後半戦の立ち上がりは前半と同じ様子。
米国の攻撃をなんとか凌いで得点を与えていません。
このような状況が続くと、格上の相手としては、自分達のペースで試合を進めているものの、いつもと違う(得点が思うよりも入らない)状況に焦りが出てきます。
こうなったら、日本ペースになるのではないかと期待していたなかの後半24分。
米国の攻撃パターンでのロングボールで前線に一気にパスを送り、このパスがゴール右隅に決まってしまい。米国がついに先制点。
正直、「これで」と思ったのですが、後半35分に日本女子、ついに米国の壁を破ってくれました。
右サイドからクロスを入れ、中央でつぶされたものの、米国DFがクリアし切れなかったボールを宮間が左足で押し込み、同点ゴール!!
1-1のまま、決勝戦は延長戦へ。
延長前半14分に、この均衡が米国によって、破られます。
左サイドからのクロスを放り込むと、中央のワンバックがヘッドで押し込み米国が勝ち越しゴール。
延長後半になると、日本ペース。
12分。宮間のクロスから飛び込んだ澤が右足で同点ゴール!!!
土壇場でエースの一撃で日本が土壇場で追いつく。
延長戦でも決着つかず。
決勝戦はこのままPK戦へと・・・しかし、ここから先は車の中へと・・・
YouTube: FIFA女子ワールドカップドイツ2011 なでしこJAPAN史上初優勝 PK戦制す
この最初の同点ゴールを決めたMF宮間あや選手。
決勝前のドイツの新聞で「米国中が日本の魔法の足を恐れている」との見出しで紹介されていたそうです。
身長157cmの小さな体。足のサイズは22cmしかないそうです。
ちなみに米国FWアビー・ワンバック選手は身長181センチ。足のサイズは・・プロフィールには記載されていません。
今大会、決勝戦前までに1ゴール3アシストの活躍で、司令塔の沢とともにゴールデンボール(MVP)候補に挙がっているとのことです。このゴールで一歩近づいたに違いありません(5時30分に書いています。結局は沢選手でした)。
宮間選手はこう言っていました。
「私たちが落ち着きを失わないで自分たちにできるプレーが出せれば可能性はある」
日本に新しい力が与えられたような気がします。
今日から、新生日本が歩みだす。