私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
「鱗」は2007年6月6日にリリースされた秦基博さんの2枚目のシングルです。
このミュージックビデオ(MV)は2017年6月14日にリリースされた、 秦さんの活動10周年となるベストアルバム「All Time Best ハタモトヒロ」の発売を記念し、秦さんが大ファンの、漫画家あだち充さんとのコラボレーションによるスペシャル版です。画像はあだちさんの漫画「タッチ(週刊少年サンデー:小学館に1981年36号から1986年50号まで連載)」と、甲子園優勝を果たした明青学園高の26年後を描いた「MIX(ゲッサン:小学館にて、2012年6月号から連載中)」の物語が紡れたものになっています。
タッチは私が高校生の頃に連載が始まり、サンデーで読んでいた漫画であり、MIXも連載が始まってからは単行本で読んでいます。私はちょうどこのMVを目にした時に、この秦さんの鱗と、タッチを読んでいた頃の懐かしさ、なんとない切ない感情、そしてMIXにおける新しい物語のスタートなどがシンクロしていろんな感情が噴出してきました。
そして、この鱗とともに秦さんの楽曲をBGMにして、高校野球最終年を迎えていた次男たちへのスライドショーを作った想い出があります。
また、ちょうど最終戦となった日の帰り道。道脇に咲いていたひまわりの光景もあり、秦さんの楽曲は私にとっての高校野球の1ページを思い出させてくれます。
さて、先週から突然、中止報道が多くなった第102回全国高校野球選手権大会(2020年8月10日開幕予定・阪神甲子園球場)。本来ならば5月20日の運営委員会にて方針付けがされ、その後に何らかの発表となるはずなのですが、事実のスクープなのかも知れませんが、ウワサ先行ともなれば現役選手ふくめ保護者の方々は不安でいっぱいだと思います。
5月14日に緊急事態宣言が39県で解除され、残る都道府県でも5月末までには解除される可能性はあるとはいえ、学校の授業が完全な状態で再開されるのも時間がかかるでしょうし、夏休みもどうスケジュールされるか不明な状況です。また、ほとんどの学校で部活動を行えない状態が続くでしょうし、練習を再開しても準備する期間はあまりに短く、同じ8月に開催予定だった全国高校総体、全日本大学野球選手権などが中止されたこともあり、いくら国民的行事な高校野球であるとしても、中止を判断するにはやむを得ないことだったと思うのです。
ただ、野球のみならず、すべての運動部、文化部に所属している現役三年生に対して、何らかの「けじめ」となるようなことができるようになれたらいいかなとはつくづく感じますすし、関係されている組織などでは準備検討されていることだと思います。
私が何か言っても、何の気休めにはならないと思いますが、今まで積み重ねてきたことは、自分自身への自信になるはずです。それに費やした時間は無駄な時間ではなかったはずです。
人は生きていく中でいろいろなことと出会い、経験し、そして別れを繰り返していきます。その出会いや経験をこれからに生かしていかなければ意味はないと思います。ただ、その中には失ってしまったものもあると思います。人は誰でもそうやって生きてきていると思います。
でも、すべてが失ったものではないと思います。その中には「忘れてしまっているもの」もあります。それは、何かに対する目標、夢、情熱、決意、覚悟など・・・人それぞれだと思いますが、これまで必死で生きてきた証しです。今の自分と未来の自分を作っていくのは、今まで歩んできた道です。
「失くしたものをとりもどすことはできないけど、 忘れてたものなら思い出せますよね…監督」
新しい1週間が始まります。
どのような1日、1週間にするか、あの頃の自分を思い出し、そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。