世界でいちばん熱い夏 （質実剛健 LIVE ver.）/ プリンセス プリンセス

「世界でいちばん熱い夏」は、1987年7月16日にリリースされたプリンセス プリンセスの2枚目のシングル楽曲です。その後、1989年と2001年に再リリースされています（2021年8月1日に公開した記事のデジタル･リマスター版、楽曲は2023デジタルリマスター版）。


1987年に初版バージョンは実はオリコン100位以内にランクインしていません。その後、徐々に知名度とともに売れ始め、1989年4月21日にリリースされた「Diamonds（ダイアモンド）」がオリコン1位を獲得し、大ヒットしました。そして、同年7月1日に平成レコーディングバージョンとして、再リリースされています。リリース直後から大ヒットして、1989年オリコン年間シングルセールスランキングでは1位「Diamonds」に続いて2位となっています。

暑い夏ではなく、熱い夏でもなく、酷い夏･･･と書いたら夏に失礼かもしれませんが、現在のところ2023年は氷河期が終わったあとの約12万5000年前からの歴史において「世界でいちばん暑い夏」になっています。

「夏」を感じさせてくれる楽曲で、楽曲そのものには爽やかさがあるのですが、現実社会は暑すぎて切なさを感じます。

♬8月の風を 両手で抱きしめたら
　イマジネーション 飛び立つのサヴァンナへ
　輝く銀色のセスナは ふたりを乗せ
　遥かな国境を 今 越えるよ

　たいくつな イルミネーション ざわめく都会のノイズ
　ステレオタイプの毎日が ほら蜃気楼の彼方に消えてく

この楽曲のPVのロケ地（砂場）は、鳥取県鳥取市の鳥取砂丘ではなく、静岡県浜松市の中田島砂丘で撮影されています。そのころは、まだヒット曲がなく、鳥取までいく予算もなかったそうでが、このような砂場と言うか、砂漠は暑さをイメージを増幅させてくれますよね。


そもそも、真夏の太陽のエネルギーを吸収した砂地はかなりの高温になります。地球上で一番暑い場所というか地表温度を記録しているのが、イランの「ルート砂漠」と米国とメキシコ北部にまたがる「ソノラ砂漠」です。

そこで記録された温度は「80.8℃」とのこと。

ルート砂漠はイランのテヘランから南東約800kmの場所に位置し、ユネスコ世界遺産に登録されています。暑すぎて生物の姿はないと言われている場所。ソノラ砂漠は北米地域でもっとも暑い砂漠の一つとされており、ここにはコヨーテなどが生息しているようです。メキシコからアメリカに渡ろうとする不法移民が、この砂漠にある国境を越える際、酷暑で命を落とす例も少なくないそうです。

ちなみに、現在「世界でもっとも暑い気温」が観測された場所とされているのは、鳥取砂丘ではなく、米国の「デスバレー」です。1913年に観測された「56.7℃」は、世界の観測史上最高気温とされています。

ただ、デスバレーの名前の由来は暑さではなく、寒さの方だったそうですが･･･。

暑い日が続き、体調を崩しやすいですが、どうぞ、健康管理にはくれぐれもお気を付けください。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。