世界気象機関(WMO)と欧州連合の気象情報機関コペルニクス気候変動サービス(C3S)は2023年7月27日に、「今年(2023年)7月は観測史上最も暑い月となる公算が極めて大きいと発表」しました。これを受けて国際連合のアントニオ・グテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰(ふっとう)化の時代が到来した」と警告し、各国に気候変動対策を強化するよう訴えました。
まったくいい状況ではありませんが、現在の地球環境を表現した2023年の名言で、個人的には「2023年 新語・流行語大賞」でもいいと思ったりします。
これまで最も暑い月は2019年7月の16.63℃でしたが、2023年7月1日~23日の世界の平均気温は16.95℃。
これに対してグテーレス事務総長は「7月の残り数日間にミニ氷河期が来ない限り、記録を塗り替えることになる」「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来しました。息すらできない、耐え難い暑さ。気候変動は今、こうした状況なのです」と発言したものです。
今年の7月は1日平均でもこれまでの最高気温2016年8月13日の16.8℃を上回り、7月6日に17.08℃という観測史上最も暑い日になったくらいです。
日本の暑さもほぼ毎日のようにトップニュースになっていますが、イタリアローマでは7月18日(現地時間)に観測史上最高となる41.8℃を記録、米国デスバレーでは温度計が55℃を示していたそうです。
さらに、米国アリゾナでは、転んだ人が高温になったアスファルトでヤケドをしたという、笑えないような状況だそうです。
現在、北半球は夏真っ盛りですが南半球の8月は北半球の2月ころの季節。しかし、南米アンデス山脈のふもとの標高約1000~1400m地帯では35℃を超える異常高温が観測されており、一部地域では朝の最低気温が-1℃~4℃という範囲ではあるものの、真昼には38℃以上に上昇し過去最高気温を記録し、チリの気温は38.7℃まで上がっています。チリの平年の昼間の最高気温は22~25℃ですので、いかに異常なのかわかると思います。
アルゼンチンも30~35℃など平年より2倍暑い猛暑が続き、ブラジル、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイなどでも連日記録的な猛暑になっているそうです。
「真冬の猛暑」と言っても、笑える状態ではないと思います。
もしかしますと8月の地球平均気温も過去最高を記録するかも知れません。
「沸騰(ふっとう)」には、次のような意味があります。
① 物、特に液体が、沸きあがること。また、高く起こり立つこと
② 煮えたつこと。液体を熱すると、その蒸気圧が、液体表面にかかる外気圧よりも大きくなるため、表面からの蒸発だけでなく液体内部からも気泡となって蒸発すること。また、その現象
③ 激しく、騒がしくなること。騒然となること
④ 形動: 非常に騰貴すること。物価などがきわめて高くなること。また、そのさま
いやいやいや物価も高くなってしまい、気温だけではなく、まさに「地球沸騰の時代」になってしまいました。
氷河期が来ても困るのですけどね・・・。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
まったくいい状況ではありませんが、現在の地球環境を表現した2023年の名言で、個人的には「2023年 新語・流行語大賞」でもいいと思ったりします。
これまで最も暑い月は2019年7月の16.63℃でしたが、2023年7月1日~23日の世界の平均気温は16.95℃。
これに対してグテーレス事務総長は「7月の残り数日間にミニ氷河期が来ない限り、記録を塗り替えることになる」「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来しました。息すらできない、耐え難い暑さ。気候変動は今、こうした状況なのです」と発言したものです。
今年の7月は1日平均でもこれまでの最高気温2016年8月13日の16.8℃を上回り、7月6日に17.08℃という観測史上最も暑い日になったくらいです。
日本の暑さもほぼ毎日のようにトップニュースになっていますが、イタリアローマでは7月18日(現地時間)に観測史上最高となる41.8℃を記録、米国デスバレーでは温度計が55℃を示していたそうです。
さらに、米国アリゾナでは、転んだ人が高温になったアスファルトでヤケドをしたという、笑えないような状況だそうです。
現在、北半球は夏真っ盛りですが南半球の8月は北半球の2月ころの季節。しかし、南米アンデス山脈のふもとの標高約1000~1400m地帯では35℃を超える異常高温が観測されており、一部地域では朝の最低気温が-1℃~4℃という範囲ではあるものの、真昼には38℃以上に上昇し過去最高気温を記録し、チリの気温は38.7℃まで上がっています。チリの平年の昼間の最高気温は22~25℃ですので、いかに異常なのかわかると思います。
アルゼンチンも30~35℃など平年より2倍暑い猛暑が続き、ブラジル、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイなどでも連日記録的な猛暑になっているそうです。
「真冬の猛暑」と言っても、笑える状態ではないと思います。
もしかしますと8月の地球平均気温も過去最高を記録するかも知れません。
「沸騰(ふっとう)」には、次のような意味があります。
① 物、特に液体が、沸きあがること。また、高く起こり立つこと
② 煮えたつこと。液体を熱すると、その蒸気圧が、液体表面にかかる外気圧よりも大きくなるため、表面からの蒸発だけでなく液体内部からも気泡となって蒸発すること。また、その現象
③ 激しく、騒がしくなること。騒然となること
④ 形動: 非常に騰貴すること。物価などがきわめて高くなること。また、そのさま
いやいやいや物価も高くなってしまい、気温だけではなく、まさに「地球沸騰の時代」になってしまいました。
氷河期が来ても困るのですけどね・・・。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。