この試合に勝つと中信地区予選への出場が決まる。負けてしまうと翌日の第三代表決定戦となる。
太陽が高く昇るにつれて暑くなってきたこの日。試合もこの天候に負けないくらい、お互いの意地がぶつかり合った熱い試合となった。
R小野中先攻、K陵中の後攻で試合が始まった。
一回表。いきなりノーアウトでのランナー。1アウト二塁となるが後続を抑え、無得点での立ち上がり。一方の攻撃は2つのフォアボールと送りバントで1アウト二・三塁の先制機。しかし、後続がチャンスを活かせずに無得点。
二回は両チームとも三人ずつで攻撃終了。
三回。2本のヒットで2アウト一・二塁とされるものの、次のバッターを打ち取り無失点。その裏の攻撃は2アウト満塁とチャンスを作ったが、ここもバッターが打ち取られて無得点。
四回表はこの回も無失点に抑え、攻撃は2アウトから一・二塁とチャンスを作ったが、攻めきれず、この回も無得点。
前半戦を終わって、共にチャンスを活かせず、というか、ピンチを背負った場面でのピッチャーの踏ん張りで0-0。
五回表。1アウト一塁からランナーを進められて、2アウト二塁のピンチ。次のバッターに内野安打を打たれ、一・三塁とピンチが広がるが、後続を抑えてピンチを切り抜ける。その裏、2アウトからランナーを出すが得点ならず。
六回表。いきなりの連打でノーアウト一・二塁。次のバッターの時に三盗を刺して1アウト一塁。しかし、バッテリーミスでランナーを二塁へと進めてしまうが、後続を打ち取り、この回も無失点で切り抜ける。その裏は三者凡退で攻撃を終える。
五回、六回とR小野中に攻められ、防戦一方。しかし、なんとか切り抜け0-0のまま七回へ。
七回表。この回は3イニングぶりに三人で相手の攻撃を終わらせる。
七回裏。先頭バッターがヒットで出塁し、次のバッターもフォアボールで一・二塁のチャンス。しかし、次のバッターはランナーを送れず、アウトカウントが1つ増える。そして、次のバッターがヒット。二塁ランナーは三塁ベースを蹴ってホームへ・・・ボールは返って来ず、サヨナラ勝ち!!
R小野中
000 000 0 = 0
000 000 1X = 1
K陵中
一回戦も厳しい試合でしたが、さらに厳しい試合となった二回戦。
今年、一番苦戦した試合だったと試合後に話が出ました。
前半戦は押し気味に試合を進め、チャンスを作ったものの活かせず。
逆に五回は2アウトから一・三塁のピンチ、六回は先頭から連続ヒットでノーアウト一・二塁。しかし、二塁ランナーの盗塁を三塁で刺して、1アウト一塁。しかし、バッテリーミスで二塁へとランナーを進めてしまう、再三のピンチを背負いました。
この押されたままでのペースは、正直、嫌なムードでした。
今まででしたらチャンスを逃してピンチを迎えると、我慢しきれずに失点してしまったのですが、この試合は失点に繋がるミスが出なかったのが、勝因の一つと言えると思います。
なお、この試合を決めた起点とサヨナラの一打は三年生でした。
やっぱり、中体連での大一番、こういう大事な試合となると力を発揮してくれます。
それだけ、三年生がこの大会に賭ける思いは、より強いものがあるのではないかと思います。
また、この春以降、試合を決めてきたのは日替わりヒーロー。
まさしく、”明日のヒーロー 本日、誕生”です。
これで中信地区予選への出場が決定しました。
翌日は第一代表決定戦となる決勝戦です。
対戦相手は今年まだ未勝利のS尻中と決まりました。
翌日も、記憶に残る、熱い試合が続きます。
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