「俺はやっぱり、野球が大好きだ」
by 雅人 / 出典; 映画「ひゃくはち」
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ひゃくはち プレミアム・エディション [DVD] 価格:¥ 4,935(税込) 発売日:2009-01-23 |
「ひゃくはち」とはボールの縫い目の数が108あることから、高校球児の煩悩(ぼんのう)の数。
映画化されてから手に入れたいと思っていたDVDがやっとのことで入手できました。
地元のお店には不思議と店頭にも在庫にもありませんでした。
さて、この作品。
高校野球部の補欠部員にスポットライトを当てた作品。
雅人とノブ。2人とも試合出場は絶望的。
そしてベンチ入りは微妙な立場。
そんな彼らは"対戦高校のピッチャーのサインを調査"という雑用ばかり。
彼らのそれぞれの想いが描かれています。
大きなチームでは100名を超える部員がいます。
そこからベンチ入りできるのは20名。
そして、レギュラーとしてグラウンドに立てるのは9名。
ベンチ入りが絶望的な仲間に最後にカッコいい思い出を与えてやる・・・ベンチ入りの20名が発表される瞬間・・・
甲子園への道での地方の一回戦で負けてしまうチームにも、晴れて甲子園に出場してスポットライトがあたるチームの選手の陰には、ベンチにも入れず最後の夏を応援席から応援しなければならない3年生もいます。
もちろん、彼らも3年間必死に練習してきたんだと思う。
ベンチに入れず悔しかっただろう。
試合に出れずに悔しかっただろう。
でも現実を受け入れて、グラウンドでプレーする仲間を必死に応援している。
そんな彼らが一番強いのかもしれません。
世の中は人生上手くいかない事の方が多いです。
上手くいけば末は全員が社長か総理大臣。
プロ野球の監督も居るかも知れません・・・
それを知った経験は貴重な財産です。
野球に限らずスポーツをやっていると色んな事を教えてくれます。
また、スポーツだけに限らずに。
最後に主人公が叫んだ
「俺はやっぱり、野球が大好きだ」
という言葉。
野球人として、改めて野球っていいスポーツだなぁと思いました。
この映画、野球を知らない人でも生きてく上で必要な事を教えてくれます。
機会があれば、是非ともご覧くださいませ。