記憶にある方もいらっしゃると思いますが、1985年の新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞に選出された、「私はコレで会社を辞めました」は、マルマンH&Bが発売しているタバコ型の禁煙グッズ「禁煙パイポ」のTV CMでのセリフです。
禁煙パイポのTV CMは3人の男性がスーツ姿で登場。1人めが、右手に禁煙パイポを持ち、「私は、この禁煙パイポでタバコをやめました」と語る。2人めも右手に禁煙パイポを持ち、「私もこのパイポでタバコをやめました」と語る。そして、3人めが禁煙パイポの代わりに小指を立てながら、「私はコレで会社を辞めました」と語るというものです。
さて、とあるインターネット掲示板の「仕事辞めようと思ったきっかけは何?」での書き込みです。
■必死で働いたのにボーナスをカットされた
新型コロナのパンデミックでめちゃくちゃ忙しい中、必死に働いていたのはボーナス支給が約束されていたから。それなのに、ボーナスの時期になって「面談の結果、低評価となりボーナスはなしです」だと?
今までいろいろ不条理なことを我慢してきたけど、これは無理。ソッコーで辞めた。
■祖父の葬式中に大量の連絡がきた
父親代わりだった祖父が、長期入院した末に亡くなった。祖父と私は特別に仲が良かったので、ショックは大きかった。祖父のお葬式に出席するため、休みの許可をもらいました。が、お葬式当日、私のスマホは朝からなりっぱなし。「なんで来てないの?」のメッセージも大量にきていました。
家族とお葬式に出席している最中だというのに、「休むなら代わりの人探さないと大変なことになるぞ!」と脅しのような連絡まで。あまりのことに、自分たちでなんとかしてといい残して、そのまま辞めました。
■「下僕、こっちこい」といっているオーナーをみて…
私は知らなかったけど、どうやら私がバイトしていたお寿司屋さんには、秘密の裏メニューがあった。店のオーナーが友人らしき客と飲み始め、裏メニューをオーダー。知らなかった私が、「それメニューにないです」というと、オーナーがブチギレて「このクソボケが!」と私を罵倒。
その後、ほかのバイトの子に向かって指を鳴らして、「下僕、こっちこい」と。そのあまりの態度に、その場でエプロンを返して辞めました。
■ケガしたらいいつけられた
バイトで品出し作業に力をいれていた。手順をしっかり把握して、自分では品出しのスピードも、商品の並べ方も完璧だと思っていた。それなのに、ほぼ毎日のようにもっと速くしろとダメ出しする。結果、無理なスピードアップが原因で指をケガしてしまった。指を怪我したので品出しのスピードが落ちるかもと告げると、「サボリは許さない」といわれ、本部に報告された。
その日、家に帰ってから職場には1度も行っていない。電話もしていない。なので、正式に辞めたわけじゃないけど、とにかく2度とあのバイトには行かなかった。
■上がった給料を取り消しされた
賃上げ要求をして了解を得た翌日、「やっぱりあと数年頑張ってもらってからもう1度相談しよう」といわれた。
すぐに自分の作業台とツールを片付け、トラックで撤収。翌週に、俺の作業場がなくなっていることにビックリしてたらしい。
■餓死した方がまだマシ
10代の頃、スーパーでバイトしてた時の話。時給は500円くらい、しかもワンオペ。自立する必要があったので必死に働いていた。それでも、もっと速く動け、もっとやれといってくる。これ以上ないスピードで働いているといい返すと、「口答えするな。クビになりたくなかったら、いわれたとおりに速くやれ。ここで働けてラッキーだろうが」といわれた。
その瞬間、「クソ野郎の下で働くくらいなら餓死するわ」っていい返したのはいい思い出。
■暴力を振るわれた
学生の頃、初バイトで店のオーナーから手を叩かれた。理由は左手で字を書いていたから。
ソッコー辞めました!
■両親に嘘をつけと強要された
小学校で生徒が転倒したことについて、その子の両親に嘘をつき事故を隠蔽するよう指示を受けた。校長に相談すると、指示したスタッフはすべき仕事をしているだけ、君はチームを乱しているといわれた。
状況を説明しても、校長の指示は(隠蔽に)協力するようにと。生徒の下校時間を待って、辞職しました。
■勝手にキャリア変更させられそうになった
車の営業マンだった時、ジョブトレーニングの途中で駐車場の係員に代わってくれといわれました。係員の仕事は最低賃金だったし、そもそも営業マンのはずが営業する機会が与えられないなんて。
当時20代だったけど、キャリアを築こうと頑張っていたときで、訳わかんない勝手な都合に振り回されているヒマはないと思ってすぐに辞めました。
■陰口の内容がひどすぎた
賃金アップの面談前にトイレに立ち寄りった。そしたら、外で経営陣が話しているのがトイレの窓越しに聞こえ(小さな会社なので)、彼らが話していたのは、「どんな要求も完全拒絶すること、クソ野郎(僕のこと)にめちゃくちゃ残業させて忠誠心を試してやること。そしてどうせ何もできやしないんだから」ということだった。
その後の面談で、机に退職届を叩きつけ、「話すことはありません!」といい放って辞めました。
■仕事内容が違ったから
クラブのバウンサーなのに、なぜかトイレの巨大ウンコの掃除させられた時。
なお、これらの真偽は定かではありません。
今日も元気に働くとしますか。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。