「ヤバイよヤバイよ」は、日本のお笑いタレントの中でも「リアクション芸人」の代表格でもある、出川哲朗さんの代名詞ともいえるフレーズです。ただ、TVなどで観ていますと、出川さん自身は「ヤバイヤバイ」「ヤバイヤバイヤバイ」と連呼することの方が多く、ほかの芸人が真似して使っていることが多いフレーズです。
以前、女性ファッション誌が毎年行っている読者アンケートでの「嫌いな男ランキング」では毎年上位にランクインし、2001年~2005年までに5年連続1位を達成し、殿堂入りという不名誉な称号を受けていたことがあり、今でもTV番組など流れの中で暴言を吐くことはありますが、決して他人に対して理不尽な悪口は言わず、ロケ番組でもファンを大切にしている姿が映し出されていたり、気がつけば時代が出川さんに追い付いたともいうべき人気者となっています。
ほかにも、出川さんの主なネタには次のようなものがあります。
ワイ?:Why?(ホワイ?)のこと。理不尽な要求をされた場合によく使う
お前らにはつくづくだよ!:「ワイ?」よりもさらに理不尽な仕打ちを受けたときに使う。
お前はバカか!?:使い方は「つくづくだよ」と同様。自分の頭を指さしながら言う。
さて、2020年7月31日、新型コロナウイルスの全国の新たな感染が1580人に達し、7月の累計は第1波だった(と思われる)4月を上回っています。感染の多い東京都の7月の累計感染は6466人で、1ヶ月で全感染の半数を占め、4月の3748人に比べても、約1.7倍に増加。7月9日に224人と4月17日の過去最多206人を上回り、その後、最多を6回更新し、7月31日には463人に達しています。
4月は全国で緊急事態宣言が発令され、いったん収束気味になりましたが、現状は再度の緊急事態宣言が発令にはなりそうもありません。その要因として、4月は感染疑いでも検査が受けられない状況で、検査数に占める陽性陽性率(7日間平均)は30%以上でしたが、7月約6%台ということと、医療態勢の逼迫(ひっぱく)度として重視される重症者数が4月下旬に105人、7月31日時点では16人だということのようです。大阪府では7月の累計感染が2224人、4月は宣言後の4月9日の92人がピークでしたが、毎週のように倍増。さらに今回は東京都の感染数から1~2週間後に感染拡大がみられ、陽性率は10%以上。
そんな中、日本政府の感染症対策分科会は7月31日に感染状況をレベル0~3の4段階にわけて対策を講じる案を提言しましたが、具体的な指標は8月3日以降としました。また、安倍晋三首相は7月31日に記者団に対して、「現在の感染状況をわれわれ、高い緊張感を持って注視をしています。まずは、徹底検査。陽性者の早期発見、治療を進めていきます。重症化予防が極めて重要。本日も専門家の皆さまからご意見をうかがいましたが、地方自治体としっかりと連携をとりながら、必要な対応を講じます」と述べ、緊急事態宣言を再び出すかどうか、あるいはGoToトラベルキャンペーンの見直しなどについてどうするかなど、具体的なことは何もコメントしていません。
こうした腰の重い日本政府の対応ぶりに、沖縄県や岐阜県など、県独自の「緊急事態宣言」「休業要請」に踏み切るところが相次いでいます。さらに、東京都も独自の緊急事態宣言を発することも表明しています。
日本政府は各都道府県に対策を丸投げしてしまっています。無政府状態になってしまっているといってもいい状況に陥ってしまいそうです(すでにそうなっているかもですが)。
さてさて、出川さんは「汚れ役」「いじられキャラ」の徹底した仕事、天然でポンコツな言動で多くの笑いを提供し、さらには本来の人柄が認知され、現在は人気、好感度の高い芸人となりました。
「ヤバイよヤバイよ」のほかにも「ワイ?(Why?)」というギャグもあり、日本の日本政府は、本当に「ワイ?」という感じです。最後の最後に、「お前らにはつくづくだよ!」となったら、それこそお終いです。そうならないように、しっかりとかじ取りをしてほしいです。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。