直角三角形の3辺の長さに関する“a?+b?=c?”という関係はピタゴラスの定理(三平方の定理)と呼ばれます。
中学三年生(?)の数学で習うはずです。また、高校入試の問題にも出ることがあると考えますので、忘れないようにした方が良いですね。
なお、「ピタゴラスイッチ(http://baseball-love.blog.ocn.ne.jp/baseball/2011/07/post_7a99.html)」はNHK Eテレの番組です。
さて、このピタゴラスの定理ですが、社会に出るとほとんど使うことはありませんので、その後、忘れてしまっても生きて行くのには影響はないでしょう。
なお、この定理は本当にピタゴラス(BC570-BC500)が発見したかどうかは判っていません。
さて、何もないところから野球のダイヤモンドを作らなければならない場合。ここでピタゴラスの定理が役立ちます(別に野球に限らず直角を必要とする試合場すべてですが)。
一番手頃に直角を出し易いのは3m x 4m x 5mで直角を出すことです。
これは“a?+b?=c?”に当てはめますと“3?+4?=5? → 3×3+4×4=5×5 → 9+16=25”となりますので、ピタゴラスの定理にピッタリです。
でも、これですと塁間27mには届きませんので、
15m×20m×25m (15?+20?=25? → 15×15+20×20=25×25 → 225+400=625)
または
18m×24m×30m (18?+24?=30? → 18×18+24×24=30×30 → 324+576=900)
ならどうでしょう?
ちょっと長めの巻き尺があれば直角出しが出来ます。
あとはホームベースを基準点にして、巻き尺を上記の長さにして三角形を作りながら直角出しをするか、ホームと一塁(三塁)ベースの基準線を引いた後に三角形を作って直角出しをするかはやりやすい方法でいいと考えます。