野球小僧

フィフスフォー

トリプルスリーどころではありません。トリプルBの三年連続Bクラスの危機です。しかも、1997年以来18年ぶりの最下位というおまけつきの可能性が現実味を帯びてきました。
そんな中で、ベテラン陣の来シーズン動向も現実的になってきました。

山本昌選手(50歳)
8月9日の東京ヤクルトスワローズ戦(ナゴヤドーム)に49歳11カ月29日で今シーズン初登板&初先発をして、最年長登板、最年長出場、最年長先発記録を塗り替えましたが、投球中に左ひとさし指が右足に当たり、突き指するというアクシデントのため2回途中1失点22球で降板しています。ジェイミー・モイヤーさんが持つ49歳5カ月28日の米大リーグ最年長勝利記録超えを逃してしまいました。それから一ヶ月以上経ち、二軍練習に参加していますが、「(ブルペンに)入る予定は決まっていない」ととのことで、キャッチボール以上の段階には進めてられていないため、当初目標の今シーズン中の一軍再登板は絶望的です。
夢の50歳での最年長勝利記録へ再挑戦の山本昌選手。選手の高齢化が深刻で世代交代が叫ばれ続けられる中で、本人とチームがどう判断するのでしょうか。
NPB通算;580試合 219勝165敗0セーブ 防御率3.46(2015年9月11日時点)

谷繁元信兼任監督(45歳)
最多試合出場記録を更新した後、出場選手登録を抹消(現在は再登録)するとともに、実戦で杉山選手、桂選手を育成しています。
おそらくですが、今シーズンで選手としては引退し、来シーズンからは選任監督になるのではないかと思います。やっぱり、選手兼任監督は難しかったということでしょう。
NPB通算;3018試合 打率.240(8771打数2107安打) 229本 1039打点(2015年9月11日時点)

和田一浩選手(43歳)
通算2000本安打、両リーグ1000本安打の記録達成し、毛がなく、いやケガなく今シーズンも安定した成績を残しています。それでも守備には若干の衰えを感じていますが、フル出場で和田選手に代わる選手が見当りません。
来シーズンに大物打ちの選手が補強されても、来シーズンは現役続行だと思います。ただ、代打専門かも知れません。
NPB通算;1956試合 打率.303(6747打数2044安打) 319本 1079打点 (2015年9月11日時点)

小笠原道大選手(41歳)
「ガッツ」の愛称で親しまれる小笠原選手は今シーズン46試合、42打数13安打、7打点、打率.310の成績を残していますが、7月30日に二度目の出場選手登録抹消後は二軍での調整が続いています。それなりの結果は出ているのですが、守れないのがネックとなっていることも事実。今のチーム事情ではやむを得ないでしょう。
代打の切り札と言われ、それなりの結果は出しているのに二軍落ちしている小笠原選手はおそらく自由契約または引退でしょう。自由契約であれば、指名代打制のあるパ・リーグのチームあたりが獲得する可能性もあると思います。引退であればドラゴンズ二軍監督、バッティングコーチという話があります。
NPB通算;1985試合 打率.311(6819打数2118安打) 378本 1177打点 (2015年9月11日時点)

川上憲伸選手(40歳)
みなさん、お忘れだと思いますが、昨年の開幕ピッチャーです。しかし、その後、5月1日の横浜DeNAベイスターズ戦での登板後に右肩痛で登録抹消となり、今年1月の自主トレ中に再び右肩を痛め、二軍戦でも実戦登板していません。さらに左膝痛も発症し、今シーズン中には投げられない状態になっています。
来シーズンについては「まだ何も考えていない」と白紙で、今後はチームとの話し合いで決定するでしょう。
NPB通算;275試合117勝76敗1セーブ、防御率3.24 (2015年9月11日時点)
MLB通算;50試合8勝22敗1セーブ、防御率4.32 (2015年9月11日時点)

岩瀬仁紀選手(40歳)
昨年8月9日に左肘の強い張りによって出場選手登録を抹消。10日後には投球練習を再開しますが、思うように回復せずシーズン終了しました。34試合、20セーブは入団以来15年続けた年間50試合登板を果たせず、連続30セーブも9年で途絶えました。今年2月17日にキャンプ二度目となるブルペン投球を実施しましたが、16球を投げたところで投球をストップ。4月13日に投球練習を再開しましたが、左肘の状態が良くならず、二軍調整を続けています。
最大のチーム功労者ですので、本人次第でしょうけど、おそらくチームとしては本人が「辞める」と言うまでは現役続行で復帰サポートすることでしょう。
NPB通算;889試合54勝43敗402セーブ 防御率2.08 (2015年9月11日時点)

一時代を築いた選手がユニフォームを脱ぐことは淋しいことですが、こういう話がシーズン終了前に出て来るチーム状況の方がもっと淋しいです。

秋風ならぬ、厳冬の嵐の予感。


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
いやいや、お疲れ様にはまだちょっと早い選手がいますので。

しかし、まさかですが8月9日(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/24ed201e566292711d96f5a847dc89f6)が山本昌選手の引退登板にならないでしょうね。あのユニフォーム一回しか着ていないのに。

でも、まだ今年は他力CS出の可能性も、あったかなぁ。
eco坊主
おはようございます。

5人にはお疲れ様でしたと言ってあげたいです。
本当に一時代を築いた選手たちです。

岩瀬・・出てくるともう逆転は不可能な気持ちになりました。
川上・・由伸とのルーキーイヤーでの対戦と新人王争いを覚えています。
谷繁・・島根出身(広島生まれ)ということもあり応援していました。
    古田よりキャーとしては好きでした。
小笠原・・元兎戦士ですから竜にいっても活躍が楽しみでした。
和田・・ピンチで迎えると嫌で嫌で獅子のままでいて欲しかったと思っていました。
山本昌・・オフには鳥取に来ていたので親しみがありました。
     50歳勝利を達成して欲しいと願っています。

竜がここまで低迷したのはオレ流の後のジョイナスの問題でしょうか?
ここに上がっている5人に続く育成が滞ったから?

名球会メンバーが5人も現役でいるのですからね~
本人たちは頑張っているしリスペクトに値しますが
それを脅かす若手が少ないということも物語っています。

竜に対して外野スズメですみません。
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