「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ・・・言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、やっかいな凶器になる・・・言葉のすれ違いで一生の友達を失うこともあるんだ・・・」
これは、2011年4月16日に日本で公開された、日本のアニメ映画で、劇場版名探偵コナンシリーズの15周年記念作品にあたる、劇場版「沈黙の15分(クォーター)」の中で元太のミスを光彦が責め、それに元太が反論し、口ゲンカを始めてしまった2人に対しての江戸川コナン(工藤新一)のセリフです。
キャッチコピーは「生き延びるんだ、絶対に…」「ラスト15分、予測不可能!」「生きてたら、また会えるぜ」です。
8年前、新潟県北ノ沢村で少年が黒い影に追われて必死で逃げていたが、足を踏み外して崖から転落、意識を失ってしまう・・・(以来、ずっと意識がない状態に陥っていた)。
そして現在。再選を果たした朝倉優一郎都知事に脅迫状が送りつけられる。その翌日、朝倉都知事が開通式に出席した都営地下鉄15号線・東都線のトンネルが爆破される。しかし、直前に爆弾に気づいたコナンの活躍により、大惨事は食い止められた。
コナンはこれを朝倉都知事を恨む犯行と疑い、再び大惨事をもたらしかねない危険な犯人を追うべく、朝倉都知事が国土交通大臣だったころに建設したダム建設のため湖に沈められ移設された村「新潟県北ノ沢村」を訪れる・・・。
という、案外、とんでもない導入部ではありますが。
さて、今の時代、「言葉」や「ネットでの書き込み」での誹謗中傷が相変わらず絶えません。以前からもそのような傾向は続いていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、行き場のないモヤモヤを見えない相手に投げてしまっている感じが続いています。東京オリンピックでも出場した選手への中傷問題がニュースになっています。標的になった選手からは「見たくなくても目に入ってしまう」「我慢ならない」との声が挙がっています。
「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ・・・言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、やっかいな凶器になる・・・言葉のすれ違いで一生の友達を失うこともあるんだ・・・」
まさしく、そのとおりであって、どんな状況であろうとも、どんな相手であろうとも、1度口から出してしまった言葉は、絶対に取り返せない、取り消せないものなのです。
相手とのコミュニケーションで大事なことは、受け取る相手がその意味をどうとらえるかということです。
言葉でも書き込みでも、何であっても、自分が思っているように相手に伝わるとは限りません。自分は冗談であったとしても、相手にとっては冗談とは思えない場合もあるでしょう。
肝に銘じていたい言葉です。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。