さて、本格的な台風シーズンはまだ先だというのに日本に台風2号が近づいた影響で梅雨入りが発表されていない関東甲信でも、とんでもない大雨となりました。
異常気象と一言でくくるには、近年は大雨や大雪による自然災害が多すぎます。そんななか、2023年の夏は47年ぶりの現象が起きる可能性があるらしいです。
気象庁は今年の夏までに「エルニーニョ現象」が発生する確率が高い(80%)としています。実は今年は冬まで「ラニーニャ現象」が起きていました。この冬にラニーニャ現象、夏にエルニーニョ現象が発生するとなれば、47年ぶりの現象となるというのです。
■エルニーニョ現象
熱帯太平洋で見られる気候変動現象で、熱帯太平洋の東部で海面水温が平年より高く、西部で海面水温が低くなる。この水温の変化によって、熱帯太平洋の西部で活発な対流活動が東に移動し、熱帯からの大気の変動の影響で日本では冷夏、暖冬となる傾向がある
■ラニーニャ現象
エルニーニョ現象とは逆の現象で、熱帯太平洋の西部で海面水温が平年より高く、東部で海面水温が低くなる。この水温の変化によって、熱帯太平洋の西部で対流活動が活発になり、熱帯からの大気の変動の影響で日本では猛暑、寒冬となる傾向がある
エルニーニョ現象で気になるのが、これからの時期では「梅雨が長引く」「冷夏」。特に1993年~1994年にかけて日照不足などが原因で深刻な米不足となり、米を限定販売する小売店に行列ができるといった光景も見られました。価格も高騰し、政府が外国産の米の緊急輸入に踏み切ったことから学校給食を外国産米に切り替えたりした、「平成の米騒動」が起きました。
この米騒動にも、エルニーニョ現象が影響したとも言われています(1991年6月に発生した20世紀最大級ともいわれるフィリピン・ピナトゥボ山(ピナツボ山)の噴火が主要因とも言われています)。
確かに1993年の夏はいつまでも雨が降っていて、夏は寒かった(平年より2度~3度以上も下回った)と記憶しています。また、私の車のガソリンタンクの修理ミスで、ガソリンスタンドでガソリン漏れを起こしたという記憶もあります。
さて、2023年2月までラニーニャ現象が起きており、直後の夏にエルニーニョ現象が起きた場合、47年ぶりとなります。
だからと言って、2023年の夏が冷夏になるかと言うと、専門家などは「ラニーニャ現象の影響が残っているためエルニーニョ現象が起きても、この夏に日本は気温が下がらず暑い夏になる可能性がある」とも予想しています。
冷夏にならない理由には温暖化の影響もあるそうです。
世界気象機関(WMO)は2023年5月17日に、「2023年から5年間のうち、少なくとも1年の平均気温が観測史上最高となる可能性が98%」と発表しました。そして、「地球の気温が未知の領域に入る」と警告しています。
日本ではすでに5月に猛暑となり、エルニーニョ現象によって、夏以降、さらに異常な猛暑になる可能性もあると専門家は予想しています。さらに、エルニーニョ現象によって台風は大型化しやすく、寿命も長くなりやすくなり、気象庁は特に短時間に降る猛烈な雨が増えているため、急な浸水や小さな川の氾濫(はんらん)に警戒してほしいと呼びかけています。
ちなみに、太陽は現在、約46億歳。その終わりは約100億年後と予想されていますが、約50億年後に赤色巨星になり、現在の火星軌道の外まで拡大するため、地球は飲み込まれてしまいます。
ただ、そのときまで人類が地球上に残っている可能性はほぼなく、生命が地球上で生存できる可能性はあと約10億年と言われています。
あと10億年後まで人類が地球上で生存しているのか、それとも地球温暖化によってもっと早くなるのか。その答えは人類自身で正解をださなければならないと考えます。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
異常気象と一言でくくるには、近年は大雨や大雪による自然災害が多すぎます。そんななか、2023年の夏は47年ぶりの現象が起きる可能性があるらしいです。
気象庁は今年の夏までに「エルニーニョ現象」が発生する確率が高い(80%)としています。実は今年は冬まで「ラニーニャ現象」が起きていました。この冬にラニーニャ現象、夏にエルニーニョ現象が発生するとなれば、47年ぶりの現象となるというのです。
■エルニーニョ現象
熱帯太平洋で見られる気候変動現象で、熱帯太平洋の東部で海面水温が平年より高く、西部で海面水温が低くなる。この水温の変化によって、熱帯太平洋の西部で活発な対流活動が東に移動し、熱帯からの大気の変動の影響で日本では冷夏、暖冬となる傾向がある
■ラニーニャ現象
エルニーニョ現象とは逆の現象で、熱帯太平洋の西部で海面水温が平年より高く、東部で海面水温が低くなる。この水温の変化によって、熱帯太平洋の西部で対流活動が活発になり、熱帯からの大気の変動の影響で日本では猛暑、寒冬となる傾向がある
エルニーニョ現象で気になるのが、これからの時期では「梅雨が長引く」「冷夏」。特に1993年~1994年にかけて日照不足などが原因で深刻な米不足となり、米を限定販売する小売店に行列ができるといった光景も見られました。価格も高騰し、政府が外国産の米の緊急輸入に踏み切ったことから学校給食を外国産米に切り替えたりした、「平成の米騒動」が起きました。
この米騒動にも、エルニーニョ現象が影響したとも言われています(1991年6月に発生した20世紀最大級ともいわれるフィリピン・ピナトゥボ山(ピナツボ山)の噴火が主要因とも言われています)。
確かに1993年の夏はいつまでも雨が降っていて、夏は寒かった(平年より2度~3度以上も下回った)と記憶しています。また、私の車のガソリンタンクの修理ミスで、ガソリンスタンドでガソリン漏れを起こしたという記憶もあります。
さて、2023年2月までラニーニャ現象が起きており、直後の夏にエルニーニョ現象が起きた場合、47年ぶりとなります。
だからと言って、2023年の夏が冷夏になるかと言うと、専門家などは「ラニーニャ現象の影響が残っているためエルニーニョ現象が起きても、この夏に日本は気温が下がらず暑い夏になる可能性がある」とも予想しています。
冷夏にならない理由には温暖化の影響もあるそうです。
世界気象機関(WMO)は2023年5月17日に、「2023年から5年間のうち、少なくとも1年の平均気温が観測史上最高となる可能性が98%」と発表しました。そして、「地球の気温が未知の領域に入る」と警告しています。
日本ではすでに5月に猛暑となり、エルニーニョ現象によって、夏以降、さらに異常な猛暑になる可能性もあると専門家は予想しています。さらに、エルニーニョ現象によって台風は大型化しやすく、寿命も長くなりやすくなり、気象庁は特に短時間に降る猛烈な雨が増えているため、急な浸水や小さな川の氾濫(はんらん)に警戒してほしいと呼びかけています。
ちなみに、太陽は現在、約46億歳。その終わりは約100億年後と予想されていますが、約50億年後に赤色巨星になり、現在の火星軌道の外まで拡大するため、地球は飲み込まれてしまいます。
ただ、そのときまで人類が地球上に残っている可能性はほぼなく、生命が地球上で生存できる可能性はあと約10億年と言われています。
あと10億年後まで人類が地球上で生存しているのか、それとも地球温暖化によってもっと早くなるのか。その答えは人類自身で正解をださなければならないと考えます。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。