2011年3月11日午後2時46分。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)事故から10年経ちました。
私は当時、同原発が立地する福島県双葉町から約320km離れたところにいましたが、現地の情報収集をしながら会社内での対応(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/c0d30a84391079eb859ce7f59e330393)をしていました。
そのときのことは、今でも鮮明に覚えています。
でも、当時のことや現在の現地の情報は徐々に少なくなり、日本人の多くにとっては過去の出来事になりつつあるようにも思えます。
ですが、あのときから時間が流れていても、過去になっていない方も多くいるのも事実です。
東京電力福島第一原子力発電所のある福島県双葉郡双葉町では、現在も町内の約95%が帰還困難区域となっており、町民は一人も戻っていないとのことです。住民票を今も残す方は震災時から約1300人減って、約5800人。双葉町が支援対象とする方は2021年1月末時点で県内に約4000人、41都道府県に約2800人となっています。町の調査で「戻ってきたい」としたのは約10%、「今の状況では戻らない」が約60%、「判断がつかない」が約30%とのことです。
双葉町では避難指示の一部解除や立ち入り規制緩和から1年経ち、住民の帰還に向けたインフラ整備を進めている一方、町民は避難先で生活基盤ができており、難しい問題になっています。
道路の舗装や建物の解体などが進み、住宅団地が整備されるJR常磐線双葉駅の西側は街灯がなく暗いままだそうです。日中も、工事音だけで生活音のない状況だそうです。
さて、明日、3月12日の午後9時~午後11時24分に日本テレビ系金曜ロードSHOW!で2、020年3月6日に公開された映画「Fukushima 50」が放送されます。
門田隆将さんのノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」が原作であり、東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員、通称「フクシマ50」を描いています。
双葉町の方を含め、福島第一原発事故によって地元に帰りたくても帰れない方などにとっては、思い出したくもないような話かもしれませんが、あの日、あの時に何が起こっていたのか、どんな事故だったのかを忘れないためにも、観てみようかと思います。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。明日もまた、元気にここでお会いしましょう。