むじんくんとは、消費者金融のアコム株式会社が設置している自動契約機、および同社の登録商標です。1990年代半ばに「♬ラララ むじんくん ラララ むじんくん ララララ~」というフレーズのCMで話題になりました。
CMの内容は、地球外に住んでいる宇宙人が、お金に困ると地球のアコムに寄って金を借りにくる、といったもので、「じゃ地球寄ってく?」「いいねぇ〜」「♬ラララ むじんくん ラララ むじんくん ララララ~」というものです。このCMは全日本シーエム放送連盟(ACC)主催のCMフェスティバルにてACC賞を受賞しましたが、「子どもが自動契約機の意味を理解せずに歌っている」などのクレームなどもあり、別のCMに変更されました。
ちなみに、このCMにセイン・カミュさんが出演しています。
さて、私はこの消費者金融の「むじんくん」とは縁がありませんが、「むじん」といえば、ガソリンスタンド(GS) / サービスステーション(SS)セルフスタンドを想像する方もいると思います。
もちろん、スタッフが対応してくれる、いわゆるフルサービスのコーナーもありますが、経営においての人件費の負担は大きく、どこのSSでもセルフが当たり前になってきています。
少し前、セルフでガソリンを入れようとしたときに問題があり、そのときに、「へぇ~そうだったのね」と知ったことがありました。
いつもどおり、操作パネルの手順にしたがって、ガソリンを入れようとしたのですが、まったく給油することができませんでした。近くのスタッフに、「ガソリンが出てこないのですが?」と尋ねると、「了解しました。中でスタッフが操作しているので、連絡します」という、思いもよらない回答がありました。
実はセルフだからといって、お客さんが勝手に入れていいということではなく、給油の許可はその都度オフィスにいるスタッフが出しているとのことです。
よくよく、話を聞いてみますと、給油場所に停めた車をカメラで確認し、給油する油種の間違いや操作状況など、安全確認したうえで、スタッフが制御卓と呼ばれるスイッチを操作して給油できるようにしているとのことです。よって、スタッフが確認したうえで、操作しないと給油できないのです。つまり、セルフとはいうものの、完全セルフではなく、半分セルフということになります。
この状況を理解していますと、実際に給油するときに、ノズルを取ってからすぐに給油が開始される場合と、少し時間がかかる場合があるのが納得できると思います。つまり、このタイミングの違いはスタッフの操作タイミングの違いによることだったのです。
以前、深夜のSSでまったく無人のように思えたのですが、このシステムの場合、深夜でも最低スタッフ1人は常駐しなくてはなりません。仮にオフィスにいたりすると、接客をしなくてはならない場合もあるため、表現は悪いのですが、「居留守」状態でなければ、確認作業に支障が出てしまうことになってしまうのです。
現在、スタッフがオフィスで操作しなくても、タブレットから操作できるように2019年末に規制緩和されており、一部のSSでは導入されています。さらに、AIを使って自動で安全確認をして、許可を出すシステムの実証実験を行なっているところもあるようです。
さてさて、アコムの「むじんくん」の名前の由来は、「無人」ではなく「無尽(むじん:複数の個人や法人などが集まり、金品などを払い込み、ある条件によって給付を受けるというもの)」という説があります。
ただし、こちらも保安上の関係で実際に無人ではないため、「無人契約機」ではなく、「自動契約機」というになっています。
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