日本国内において「かつ丼」といえば、一般的なスタイルとして、「豚肉のかつと玉ねぎを醤油味の割下で煮込み、玉子とじにして、ごはんにのせた料理」です。
ただ、福井県、山梨県、群馬県、岡山県、沖縄県など、そして長野県南信地域には「ソースかつ丼」と呼ばれるスタイルがあり、味付け方法は上からソースをかけたり、ソースを入れた容器にカツを漬けたり、ソースで煮込むものなどがあり、地域によって異なるようです。ちなみに、これらの地域で「かつ丼」といえば、このソースかつ丼が出てくることがありますので、ご注意ください。
長野県南信地区でのソースかつ丼といえば、駒ヶ根市内お店が昭和の初めに提供を始めたのが最初だといわれています。こちらでは、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に秘伝のソースにくぐらせた「とんかつ」を載せた丼です。
そんなソースかつ丼を提供してくれているローカルチェーン店の一つ、「明治亭」さん。私が本日のランチに選んだのは、もちろん「サラダそば」です。
うーん、これはこれでいいのですが、想像していたものとちょっと違います。私が想像していたものとしては、おそばの上にサラダ野菜がのっていたぶっかけ的なものでしたが。
想像と違うといえば、お店の方もそうでしょう。ソースかつ丼が売りのお店にきて、注文したのが「サラダそば」ですから。おそらく、厨房では「おいおい、今日のレア客が来たよ」と思ったに違いないでしょう。たしかに周りを見渡しても、その後に入店して注文している方は、ソースかつ丼一択状態ですから。
そこで、お店の期待(?)に応えるため、もう一品注文したのが「鹿肉ソースかつ(単品)」です。もちろん、「数量限定」メニューですから、ここは食べられるときに食べておきませんと。
ジビエ(狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉)は苦手な方もいると思います。おそらく、厨房では「おいおい、今日のレア客が来たよ」と思ったに違いないでしょう。
鹿肉などのジビエは、しっかりと下処理ができていれば、まったく臭みなどはなく、美味しくいただけます。もちろん、この鹿肉はクセは一切なく、脂分もまったくなく、むしろたんぱくなあっさりとした味わいでした。
とはいっても、抵抗感のある方もいらっしゃるでしょう。もちろん、「フツー」の豚肉を使ったソースかつもあります。
なお、地元の伊那醤油が醸造する醤油を用いたソースはお土産用として市販されてもいます。
また、機会があれば福井県、山梨県、群馬県、岡山県、沖縄県などのソースかつ丼も食べてみたいです。
本日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。