「黒姫駅」は、長野県長野市のJR長野駅と新潟県妙高市の妙高高原駅間の約37kmを結ぶ、第三セクターしなの鉄道・北しなの線路線にある長野県上水内郡信濃町の駅です。北しなの線の長野県最北端駅になります。
しなの鉄道・北しなの線は、もとは東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の一部でしたが、2015年3月14日の北陸新幹線・長野駅~金沢駅間延伸開業にともなって、並行在来線として経営分離された区間になり、そのうちの長野県内の区間になります。ちなみに、妙高高原駅以降は「えちごトキめき鉄道」となっています。
このそば店はJR信越本線時代、JRのグループ会社が運営していましたが、北しなの線への移行に伴い2015年2月末に一度閉店。同年3月14日の北しなの線開業後、駅業務を担う一般社団法人「信濃町振興局」が次の業者を見つけるまでの暫定期間として、しなの鉄道が再開しましたが運営業者が見つからず、再び同年10月末で休業。しかし、町民や観光客に親しまれてきた味を守り、駅の活性化のためにはそば店が必要とのことで同年11月28日に営業を再々開しています。
新型コロナウイルス感染拡大前には、平日のお客さんは30〜40人、夏の観光シーズンは昼だけで100人以上訪れる日もあったそうです。
そば店は待合室内にあります。ホーム側の窓口はありましたが、現在は使用されている様子はありませんでした。
(待合室の中)
(ホーム側)
訪問したときは、2020年11月28日。みぞれの降っている寒い日でしたが、待合室内のストーブがたかれており、ストーブを囲むベンチに座って食べました。
えび天玉そばです。
(外国人さん向けに英語のメニューもあります)
ここのそば店は、JR系とは別なのですが、信州ではおなじみの「特上(生めん)」があります。普通タイプ(?)の「ゆでめん」は30秒でできるとあり、ほかのそば店では約1分ですから、めん自体は違うような気がします。
私が訪問したときは、同じ列車で降りた子ども連れの家族と一緒に駅そばを食べ、その後に地元と思われる方が何人かおそばを食べに来ていました。
現在は訪れる人も少なく、このそば店にとっては苦しい状況であると思いますが、なんとか頑張ってほしいと思います。また、新型コロナウイルス感染が収束してきた折には、のんびりと山間の景色を眺めながら訪問したいと思えるようなそば店です。
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