先日、太郎と軟連春季大会の話をしていて、教えられました。
というか、そんなことにも気がつかなかった自分が恥ずかしかったです。
「俺、最後の春季大会の最後の打席がデッドボールだったことを後悔している」
たわいもない、何気ない一言なのですが、はっとさせられました。
学童野球の大会は毎週のようにたくさんあります。
今年も連盟杯、芳川南商工杯、軟連春季大会と3つの大会が終わりました。
だけど、太郎にとっては、6年生にとってはどの大会1つをとっても最後の大会なんですよね。
しかも、その試合の中で最後の打席が必ず来るのです。
今まで、「次があるさ」なんてことを簡単に思っていたのですが、そんなことはなかったのですよね。
太郎は口にこそ出していませんでしたが、一打席一打席が最後の打席だと思い、一球一球が最後のプレーだと思い、試合に臨んでいるのでしょうか。
ケガをしてしまい、さっきの打席が学童の最後の打席になるかもしれませんし、さっきのプレーが最後のプレーになるかもしれません。
このチームで、このメンバーで一日でも長く試合を続けたい。
いつもそう思ったりしていくのはシーズンも終わりに近づいてからでした。
だけど、今から一試合一試合、一打席、一球のすべてが最後。
だから、どの大会もそういう気持ちでいなければ、その時が近づいてからでは遅いのですよね。
過ぎた時間は戻せないのですから。
太郎に教えられた日でした。
(葡萄隊6年生カルテット)
(一年生からずっと一緒のまさくん)