本名;ウラディミール・ラモン・バレンティン(Wladimir Ramon Balentien)
出身地;オランダ アンティル自治領ウィレムスタッド(現;キュラソー自治領)
生年月日;1984年7月2日
ついに来ました55本。
↓この間の記事
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よくよく考えてみると、今年、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での肉離れで、開幕から約2週間の欠場していました。
そして、4月時点では横浜DeNAベイスターズのトニ・ブランコ選手に大差をつけられて、ブランコ選手は60本行くのでは?と騒がれていました。
しかし、4月下旬からホームランの大量生産を始め、8月には月間17本という驚異的な数字を残しました。
スワローズのヒッティングコーディネーター(なに?)伊勢孝夫さんは、「ミスショットが少なくなったな。あまりムチャ振りせんようになった。今年は(統一球の仕様変更により)ボールが飛ぶようになったっちゅうのもあるやろね。振り回さんでもホームランになるのが分かっとんのやろ」と分析しています。
ブランコ選手はどちらかというと、力で飛ばすタイプ。逆にバレンティン選手はタイミングで飛ばすタイプですよね(もちろん、力もあるでしょうけど)。
また、昨年までは三振が多く(2011年131個、2012年92個)、打率(2011年.227、2012年.272)もそれほどでもありませんでしたが、今年は.340(9月10日時点)とリーグトップです。
三冠王も夢ではありません。
三冠王どころか、MVPの可能性だってあると考えられます。
バレンティン選手本人がその“進化”の秘密を明かしています。
「ある程度ホームランが打てるのはもう分かっていたから、打率を上げようと思ったんだ。そのために打席でのアプローチを変えたんだよ。過去2年の経験で、相手のピッチャーがどういう攻め方をしてくるか分かってきたからね。そうそうストレートばかりは投げてこない。だから打ち気にはやらないよう心掛け、ボールをよく見極めるようにしている。今までなら振っていたようなボール球に手を出さず、我慢して打てそうな球を狙うようにしてるんだ。そうすれば三振は減るし、打率も上がるからね。いくらホームランを打っても、打率が悪かったらチームの勝ちにはつながらない。ホームランを打たなくても、ヒットやフォアボールで塁に出れば、後ろのバッターが打って返してくれることもあるし、それでチームが勝てば良い。一番大事なのはチームが勝つことだから」
ちなみにフライドチキンが大好物だそうです。
しかし、首脳陣から試合中のプレーの件で説教を受けている最中にもフライドチキンを食していたことから、球団がフライドチキン禁止令を検討したという逸話があります(東京スポーツ)。