なかなか旅行もしにくい状況です。そもそも、私は自費での海外旅行なんぞは生まれてこの方、行ったことがありません。海外へは行ったのはすべて会社の出張です。
空港などでの時間待ちのときに気軽に飲めるのがコーヒーです。今では「スターバックス」が主要な空港などに出店していますので、どこででも「同じ味」が安心して飲めると思うのですが、私はスターバックスでコーヒーを飲んだことはありません。そもそも、日本でも飲んだことはありません。なぜならば、並ぶのが嫌いなのと、注文の仕方がわからないからです。ましてや、海外では英語でなんていっていいのかすらわかりませんので。
「郷に入っては・・・」という言葉がありますので、やはり「ご当地」ものがいいと思うのですが、自分に合う合わないというものがあります。決して、美味しい、美味しくないということではありませんが、やはり冒険ということになってしまいます。
その昔、インドネシアで飲んだ「ジャワコーヒー(アイスコーヒー)」は、超甘くて量が多かった記憶があり、中国ではよく「上島珈琲」を見かけますが、看板には「UCC」ではなく「UCB」・・・。
■オーストラリア:カイザーメレンゲ
ブラックコーヒーに牛乳、ハチミツ、卵黄を混ぜたもの。ハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフ皇帝(カイザー)が好んだ飲み方なのだそう。
■メキシコ:カフェ・デ・オージャ
日本語訳で「お鍋のコーヒー」という意味。お鍋にブラックコーヒーとシナモンスティック、そして、ピロンシージョというメキシコの黒糖を入れて煮て作る。
■アイルランド:アイリッシュコーヒー
ブラックコーヒーにアイリッシュウイスキー、生クリーム、砂糖をいれた、いわばアルコールカクテル。
■香港:鴛鴦(ユンヨン)
濃い目に淹れた紅茶にエバミルクを加えた「香港式ミルクティー」とブラックコーヒーと砂糖を合わせた飲み物。
■フィンランド:カフェオスト
実はフィンランドではブラックコーヒーを一日に4〜5杯も飲むという、コーヒー大国。ブラックコーヒーにブロックのチーズを入れただけというシンプルなもの。
■スペイン:カフェボンボン
エスプレッソにコンデンスミルクを入れたもの。スペインはイタリアと同じくドリップしたブラックコーヒではなく、マシンで抽出したエスプレッソが主流。
■モロッコ:カフェ・デ・ゼピス
コーヒー豆とゴマやブラックペッパー、ナツメグなどのスパイスを一緒に挽いて、ハンドドリップで抽出したもの。
ほかにも、いろいろとあるとあると思うのですが、日本ではなかなか飲むことができません。自分で作ってみるのもいいかもしれません。そんななか、スーパーで目にしたのが、「UCC 旅カフェ ご当地珈琲めぐり」です。日本の「ご当地」ということで、頭の中に「?」マークが出てきましたが、日本全国の喫茶店を巡り、その土地の特徴的なコーヒーの味わいを再現したもののようです。
■札幌編
生豆生産国はブラジル、コロンビアなど。まろやかな口当たりと、コク深い味わい。
■仙台編
生豆生産国はブラジル、コロンビア。ミルクにも良く合う、濃厚な余韻続く後味。
■東京編
生豆生産国はエチオピア、グァテマラ。バランスの良いコクと、フルーティーな後口。
■名古屋編
生豆生産国はブラジル、コロンビアなど。苦みの効いた、深みのある味わい。
■京都編
生豆生産国はコロンビア、ブラジルなど。バランスが良く、豊かなコクの味わい。
■神戸編
生豆生産国はグァテマラ、エル・サルバドル。やや濃いめで、良質な酸味が特徴。
■広島編
生豆生産国はエル・サルバドル、ブラジル。後味がすっきりとした、飲みやすい味わい。
■博多編
生豆生産国はブラジル、ベトナム。香ばしい苦味と、キレの良い後味。
全部の味が違うようですが、本当にご当地の味が再現されているのかはわかりません。それでも、地域によって味の好みが違うでしょうから、コーヒーも自然に味が違ってきていると思います。それぞれの味でそれぞれの場所を思い描きながら、いつか訪問したときの楽しみ探してみるのも面白いでしょう。
ただ、あのコーヒー大国(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/d4f4d09306591d9a1aa4acfe1632239b)の伯耆国+因幡国編がないというのは何かの間違いなのか、そこへ行ける手段がなかったのかわかりませんが。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。