午前中の青空が去り、空には一面雲がかかって来ている。
暑さが凌げることにより、コンディション的にはいい方向。
決勝戦の相手は闘士団。2月の練習試合以来で今シーズン公式戦初対戦。
試合は1点に苦しむ展開となる。
一回表の守備。簡単に2アウト。しかし、ヒットを許し、さらに次のバッターにライトオーバーのあわやホームランかという2ベースを打たれ、二・三塁のピンチ。ここで、痛恨のバッテリーエラーで易々と1点を献上。
葡萄隊の攻撃は三者凡退。
二回表は先頭バッターにヒットは許すが無失点に抑える。
その裏の葡萄隊の攻撃は2アウトから2ベースが出て、同点のチャンスを迎えるものの無得点。
三回表は3人で攻撃を断ち切り、その裏の攻撃。先頭バッターがフォアボールで出塁し、チャンスを掴みかける。しかし、けん制でアウトになり、チャンスを一瞬で失い、無得点で攻撃が終わる。
四回表。先頭に2ベースを打たれ、ノーアウト二塁のピンチ。次バッターの時にエンドランを仕掛けてくる。これがライトフライとなり、飛び出していたランナーは戻れずにダブルプレーでピンチを切り抜ける。
いい流れで攻撃に移るが、早々と2アウト。次のバッターの打球も平凡な内野ゴロだが、ここで相手がミスして、ランナーを二塁へ進め、同点のチャンスを迎えるが、次のバッターも平凡な内野ゴロ。しかし、ここで再度相手がミスして二塁ランナーがホームへ戻り同点とする。
五回、六回の守りはランナーを三塁まで許すものの得点を与えない。
六回の裏の葡萄隊の攻撃。
先頭バッターがデッドボールで出塁。ここで手堅くランナーを進め、2アウト三塁の勝ち越しチャンスを作ったが、あと1本が出ずに勝ち越し出来ないまま、最終回へ。
最終回の守備。先頭バッターに塁を許し、送られて1アウト二塁。けん制でランナーを引っかけたのだが、三塁へとランナーを進まれてしまう。次のバッターはサード後方へのフラフラと上がったフライ。しかし、これがポトリと落ちて1点勝ち越されてしまう。その後、さらに一・二塁のピンチが続くがここはこれ以上点を与えずに、攻撃へと移る。
最終回の攻撃。先頭バッターがヒットで出塁し、同点のランナーを出す。次のバッターのときにバッテリーミスでランナーを二塁へ進める。ここでランナーを送り、1アウト三塁。そして、次のバッター。様子を見て行く中で、スクイズを仕掛けるが決まらず。ランナー三塁で2アウト。そして、次のバッターが打ち取られ試合終了。
闘士団
１００ ０００ １ ＝ ２
０００ １００ ０ ＝ １
葡萄隊
もう一歩というところ。
守りは再三のピンチを切り抜けることができ完璧ではないが、安定した大会であった。
あとは、チャンスでの”もう1本”が欲しいところ。
今年もシーズンが進むにつれて、どこのチームもピッチャーを中心に守備が安定してきています。
特に、塩尻では強力なピッチャーが揃っていることもあり、そうそうチャンスすら作ることができません。
一試合に二度、あっても一度なのかもしれません。
その少ないチャンスを、どのようにして活かせるか。
やはり、決めるところは一発で決めることだと考えます。
この大会の3試合の中で、バント、エンドランなどを一発で決めなければならない場面は多くありました。
こういう大事な場面では当然、一発で決めなければいけません。
その為には、自分が打席に立つ前に、「どんな場面で自分に打席が回ってくるのか」「そこでの自分はどんな打撃をしなければならないのか」という準備をしておかなければなりません。
その心の準備不足が失敗にも繋がっていくと考えます。
練習では「もう一回やり直し」はあるかもしれませんが、試合ではやり直しで結果的に上手く行っても、それは成功とは言い難いものです。
普段から、一球一球を大切にしていく気持ちがないと、技術も心も向上しません。
打つ時だけでなく、守るときも同じ。
このことをしっかりと心に留めて、これからの試合を悔いのないように戦ってほしいです。
やればできるのですから。
