過去の歴史をひも解くと、今年は横浜DeNAベイスターズが優勝するのではないかと、関係者間で言われています。
(「だから、関係者ってだれなのよ」といつも疑問なのですけど)
横浜DeNAベイスターズ及びその前身球団の優勝年度はというと、大変失礼ながら非常にカンタンに判ります。
1960年 大洋ホエールズ
前年まで西鉄ライオンズの監督だった三原脩さんを監督に招聘します。三原さんは新人の天秤打法・近藤昭仁さんとシーズン中に近鉄バファローから移籍した鈴木武さんで二遊間を固め、エース秋山登さんや島田源太郎さんを中心としたピッチャー陣で、70勝56敗4分の成績で読売ジャイアンツに4.5ゲーム差を付けて、前年最下位からのリーグ初優勝を果たしました。
その勢いで日本シリーズでも大毎(毎日大映)オリオンズ相手に4試合すべて1点差で勝利し、4連勝で日本一に輝きました。
1998年 横浜ベイスターズ
前年、権藤博さんをバッテリーチーフコーチに迎え、シーズン後半に首位のヤクルトスワローズへ迫ったものの2位。オフに監督だった大矢明彦さんがは2年契約を終えて辞任。権藤さんが監督に昇格しました。抑えの佐々木主浩さんを中心とするピッチャー陣と打ち始めると止まらない「マシンガン打線」が噛み合い、2位中日ドラゴンズに4ゲーム差を付け、79勝56敗1分で38年ぶりのリーグ優勝を果たします。
この年も、ペナントレースの勢いそのまま、日本シリーズでは西武ライオンズに4勝2敗で勝ち日本一となりました。
2015年 横浜DeNAベイスターズ
オールスターゲーム終了時点で42勝42敗1分の勝率5割ちょうどで、2位読売ジャイアンツに0.5ゲーム差を付けて首位。
さて、今年も含めて、この三年にあった大きな社会的な動向を、面倒ですが調べてみました。
1960年 岸信介首相
1951年に署名され、1952年に発行された「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」、いわゆる日米安保条約の旧条約を失効させて、新しい条約として1960年1月に締結批准されました。これ条約は日本国とアメリカ合衆国の安全保障のため、日本にアメリカ軍(在日米軍)が駐留することなどを定めた二国間条約であって、いわゆる日米同盟の根幹をなす条約です。この条約の中には日米地位協定が付属しています。
1998年 橋本龍太郎首相
アントニオ猪木が4月に東京ドームで引退試合を行ったこの年。6月に「周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律」、いわゆる周辺事態法が閣議決定されました。この法律は日本の周辺地域で平和と安全に重要な影響を与える武力紛争などが発生した時、日米安全保障条約を効果的に運用し、日本の平和と安全に役立てるのを目的としています。米軍への後方支援活動を合法化し、自衛隊が日本の領土の外で活動することが可能になり、1999年に成立しました。
2015年 安倍晋三首相
憲法解釈の変更により集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案が7月16日に衆院本会議で可決されました。
ちなみに、大洋時代からのファンを自任するとある議員秘書(とあるって誰だ?)は「政治的な出来事で言えば、神奈川が地盤の河野洋平氏は新自由クラブを結成したし、横須賀の田川誠一氏は進歩党を作っています。二人ともハト派なんですよ。そんな平和主義的な土壌で育った神奈川県民の安保に対する怒りが、(60年当時は)大洋を応援するファンにも乗り移ったんじゃないか」と解説しているそうです。
別の議員秘書は「河野氏と田川氏は当時の自民党の腐敗っぷりが嫌で、“キレイな自民党を作ろう”と出て行った人たち。反骨精神があったと言えるかもしれないね」と補足しているそうです。
「安保の年=ベイスターズ優勝」の論理が証明されるかどうかは、今後のベイスターズ次第ですが、でも、2015ペナントレース セ・リーグ優勝はドラゴンズですから。残念!!
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まっくろくろすけ

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