うたかたの夢

キャバリアとかぎ針編み、社労士試験に向けて勉強の日々を綴ります。

I cannot speak English at all.

2011年01月16日 13時00分00秒 | つぶやき
昨日の帰り。

山手線が人身事故のため止まっていました。
今までの経験から言って、無理に乗り換えたりするよりもおとなしく待っていたほうが早いし労力も使わないことを知っていたので、とりあえず乗車して本を読んでいました。
すると、ぶわ~っと香水の匂いがしてきました。
顔を上げると目も覚めるような美男美女のインド人カップルが乗ってくるところでした。
2人ともスーツでビシッと決めています。
ガラガラの車内で、カップルは私の座っているところから、ドアを挟んだ並びの座席に腰を下ろしました。
女性は顔が小さいのに目が大きくて、すっごくかわいい
思わず「惚れてまうやろ~」といいたくなるところでしたが、ちょっと香水がきつい
「うーん、残念」
と心の中で呟いていると、その女性が私に話しかけてきました。

どうも代々木に行きたいらしいのですが、電車の動く気配がないので、このまま乗っていて良いのかどうか?と不安になってしまったようなのです。
言っていることは概ね理解できるのですが、
「このトレインはアクシデントでストップしているから、このままウエイトしててください」
とルー大柴もどきの返事しかできない自分の語学力がにくい・・・

女性はわかったようなわからないような顔をして元の席に戻りました。
焦った私は携帯で翻訳サイトを出し、言いたかったことを翻訳して、2人に見せました。
「おー、OK!ありがとう」
ニコッと笑った顔がまたなんとも可愛い
「いや~いいことしたなぁ」
という気分に浸っていると、状況説明の車内アナウンスが響いてきました。
こういうときのJRさんは親切というか、過剰サービスというか、何度も何度も
「電車遅れまして申し訳ございません。ただいま警察が到着しまして現場検証を行っております。10分ほどかかるそうです」
などと詳しく実況中継をしてくれます。
「ああ、じゃあ後15分くらいで動くなぁ」
と私は思ったのですが、言葉の通じないインド人カップルに意味がわかるわけも無く、繰り返されるアナウンスに不安そうな表情をしています。

「いま警察が現場検証をしているそうです。もうしばらくで動くと思うので、待っているしかないですよ」
と再び翻訳サイトで英訳された文章を見せました。
女性の美しい笑顔を再度堪能し(おやじくさー)、私はまた席に戻りました。
すると、女性が携帯電話をもって私に近づいてきました。
電話を替わってくれというのです。
電話の相手は日本人のご友人らしく、代々木に行く別のルートはないだろうか?と訊かれました。
下手に動くより、もう少しで運転再開になると思うので、このまま待ってもらったほうがよいと思う。と私は伝えました。
「ありがとうございます。そう伝えます」
ということは、やっぱり私の話は通じてなかったんですね

それから5分ほどして電車が動き始めました。
結局、待っていたのは30分くらいですね。
下手に動かず正解だったと思います。
次の駅からものすごい人が乗ってきたので、最後にちゃんとあいさつできませんでしたが、あの2人はちゃんと代々木に着いたでしょうか。



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