ホコリを満載に積んで

今日も強風が吹いています。

引っ越しのトラックがマンションに到着しました。
トラックの運転手さんが

「大変だよ・・・何にも詰めていないよ。」「どうしようか・・・」

運転手と助手の話が聞こえてきました。

さあ大変だと、東京のおばさんの出番です。

部屋に伺ってみると、どこから手をつけたものか考える時間さえありません。

とにかく次から次へと、箱に詰め込むのが精いっぱいです。

ベットや机の解体が済んだ頃に少し気持ちに余裕が出て来て
手元を見てみれば、ホコリがいっぱいついたまま
運送会社さんに運んでもらっていました。

箱には何が入っているのか開けてみなければ解らないほどで
実家で受け取った御両親は開けてみてビックリ玉手箱。

白い煙の替わりに、ホコリが・・・ゴホ、ゴホ・・・

洋服のハンガーが７０本くらい、いやもっとあったかと思います。

しばらくハンガーを買わずに済みそうです。
東京土産としてすべてのハンガーを数か所に分けて梱包しました。

彼が入居した頃はまだ冷蔵庫と洗濯機はお部屋についてなくて
自分持ちでしたから、それも加わり大変な荷物です。

卒業して引っ越して行く学生さん達は次の目標に向かって逞しく元気で
マンションを巣立って行くのですが

送り出す私達は淋しくもあります。

でも今日の様な事があった日は感傷に浸るどころか
これから長～～い間、楽しかった思い出として残る事でしょう。