飛行機プラモなんて手を出すつもりは全然なかった。模型誌には毎回のように制作記事が掲載され、組み立てる前に塗装する、表面処理を丁寧に、とかはっきり言ってめんどくさかったのである。
ではなぜFw190なのか。
論より証拠、72の箱を開けてみればよい。旧版はともかく、新版の方は切れのある彫刻、接合に一分の隙もない。これに参ってしまったのである。30年間手を出さなかった間に革命が起こっていたのであった。あのハセガワからバルキリーも出てしまっている。革新の時代である。
できの良さに気づいたのはハセガワ72のFw190D-9イエローテイル。模型店に入ったはいいが何も買うものがなかった時、なぜか手に取ってしまった。
帰宅し、いつもはどう作るか迷ったあげく疲れてしまってほっぽっとくのだが、その時は全く考えもしなかったため気力が残っており作り始めたのだった。(いつも迷いすぎるからつかれるんだな。今気づいた。)
箱を開けて、表面がしっかり整形されていることがまず目についた。これまでの飛行機プラにありがちな彫刻だがプレス後のシワだかわかんないようなところが一切なく(もしあれが彫刻表現だとしたらすいません)、おっ、と、うならされた。
次にハメあわせだが、どうせくっつけたらコッチとアッチのスジボリがつなが・・・ったよコレ、どうなってんの!?(すいません、正直飛行機模型にそういった印象をずっと持っていました。)
あっという間に形になっちゃった。
全然ストレスが感じられなかった。
こりゃイイわ、ということで今もFw190を作り続けている。しかし、後悔もしている。72がこのできなら、48はもっとスゴイのだろう、と手を出したこと。別の意味でスゴかったのね・・・(泣)。
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