こんにちは、かおこです。
今は決まった仕事はしていませんが、私はもともとは看護師をしています。
老人ホームで仕事をしていた時、ある利用者さんの付き添いで皮膚科に行きました。
その時の先生の言葉が、とても印象に残っています。
「皮膚も、臓器のひとつだからね。内臓とつながっている、内臓の様子が出るんだ」
内臓というと、何を思い出すでしょうか。文字通り体の内側にある心臓や胃腸、腎臓、肝臓、生殖器、等々が浮かんできます。
でも、皮膚も、体の外側に見えるだけで、ほかの内臓と同じ臓器なのです。
臓器移植にも、皮膚移植というのがありますよね。
私は、その先生の言葉を聞いてから、自分がそのことを全く分かっていなかったことに改めて気づきました。
看護師の仕事は、まず患者さんの観察から始まります。
考えてみれば、元気そうだな、調子悪そうだな、と感じるのも、相手の顔色を見るからなんですよね。
血色が良ければ活気がある感じ、白っぽければどこか具合が悪いのかも、と感じます。
若い人は皮膚のハリもあるし、年が進めば、顔の皮膚のたるみ具合で、おおよその年齢も分かります。
肝臓が悪ければ黄色、腎臓が悪ければ土気色。脱水、栄養状態、貧血、アレルギーも分かります。
日焼けの具合や、手指の様子で仕事も想像がつきます。
内出血は、骨折が隠れていることも。
発熱、手足の冷えや血行不良。
こうやって思い出しながら書いてみると、本当にたくさん!
皮膚の状態は、その人の体の中がどうなっているかを教えてくれます。
もちろん、全てではありませんが…「今、何が体の中で起きているか」を推測する大きな手がかりを示してくれるのです。
そういったことを、無意識のうちに観察していたのになぁ…と改めて考えました。
今の自分は、というと……
最近、皮膚のかゆみ、湿疹に悩まされています。
乾燥もあるのでしょうが、これはここの所のストレスかも……と感じています。
精神的にボロボロだった期間もありましたが、今はとりあえず元気で、食事も美味しく食べられます。
メンタル面でなく、皮膚の方に出てきたのかも?
若い時、膝の内側やまぶたなどの柔らかいところに痒みが出て大変だった時があります。
今思えば、仕事のプレッシャーだったのでしょう。
それを思い出して、皮膚という臓器に異常が出る、というのはやっぱり体のサインなんだろうな、と感じる今日この頃。
自分の体も大切にしないと、ですね。
ちゃんとサインを出す自分の体にも、感謝!
読んでいただき、ありがとうございました。
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