学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

「辛いな」

2020-02-04 23:38:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

先日、皮膚科に行ったことを書きました。
そこでの先生の対応が今ひとつに感じてしまったこと……

なぜかというと、
「辛さ」をわかってもらいたかったのです。
子どもの悩み、自分の辛さ。

辛いときは、解決法が欲しいというより、とにかくこの辛さを分かって欲しい。
自分の気持ちを先取りして「じゃあこういうのはどう?」などと言われるのは余計に辛いです。というか、「全然分かってくれない」と怒りたくなる。

娘の不登校を、自分の両親に話しました。

私は、すぐに怒る母が大嫌いでした。
いつも怒っていて、それでいてすぐにけろっとしている。私は、まだ怒られた時の不愉快な気持ちの真っ只中にいるのに!
と、いつもイヤな気持ちでした。
10代の頃は、母親を刺して自分も死のう、とよく考えたものです。
自分が母親になってから、母がいつも怒っていた気持ちも分かるようになりましたが……
もちろん、いい思い出もあります。
でも自分がイヤだったことは、子どもにはしないようにしよう、と心がけてきました。感情的にならないように、と。

母親は楽天的な方で、私が大人になってから「ああいうことがあって本当にイヤだった」と文句を言ってもどこ吹く風。
本当は、言われて辛いのかもしれませんが…私自身、娘に自分の落ち度を責められるととても辛いので、受け流すしかありません。それと同じかも。

そんな人のせいか、娘が不登校になった辛さを訴えても、表面的な相づちだけで、共感が得られないのです。
「分かってもらえない」と感じます。
このストレスは、本当にしんどい。
ただでさえ大変なのに、その大変さを理解してもらえない苦しさ。
それでいて「あなたの悩みはよく分かるわ」なんて……
普段は、お互いが好きな本や美術、古典文学などの話がツーカーで出来るので、それはそれで得がたい存在ではあるのですが……
今回のことでは、かなりストレスを感じました。


救いだったのは、父でした。
帰省して、父と二人になった時、いきさつを話しました。
父が言った言葉。

「学校へ行かないのも困るが…… 
 辛いなぁ」

この一言で、私は涙が出そうになりました。(これを書いている今も泣きそうです)
辛さを分かってもらえた瞬間、心がほどける感じというか……本当に、ありがたく嬉しかった。

後になっても、
「お父さんは何も知恵がないけども……かおこが甘酒好きだっていうから、送ったぞ。飲んで元気つけなさい」
と、父なりの気遣いをしてくれたりしました。

戦前生まれ、人の言うことは聞かないし、母から見れば世間知らず。でも人から好かれる。
母から見たらいい夫かどうか、私には分かりません。母が父のことで、いろいろと困っているのは事実。話を聞くと、愛想が尽きかけることもあります。

でも今の私から見れば、父が父親で良かった。

「その人に、寄り添う」
看護師の基本ですが、それを父から学び直した気がしました。


お父さん、ありがとう。


読んでいただき、ありがとうございました。






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