新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、職場での配慮を欠いた言動が問題となる「ワクチンハラスメント」が相次いでいるという(日経新聞2021年6月22日)。アレルギー反応など副反応を意識している人が少ないために配慮が欠け、接種を断ったことで退職を迫られた例などがある。健康上の理由で打てない人や、ワクチンの長期的影響が分からない中で、様子を見るなどの判断も尊重される必要がある。
ワクチン接種が進む中、帰宅後の発熱など急な副反応があった場合、どこに相談すればよいかが明らかでないことも心配である。重症の副反応を相談した際に「たらい回しにあった」との報道もある(TBSニュース2021年6月22日)。
接種を受けた際に配布される厚生労働省の説明には、ワクチン接種後に体に異常があるときには、ワクチンを受けた医療機関やかかりつけ医、市町村や都道府県の窓口に相談と記されている。
ワクチン接種の予約の際に、何日も電話をかけたりして時間を要したことはみなさんが経験した通り。過半数の人が何らかの副反応を経験することが明記され、特に2回目接種時に副反応の症状が重いことが案内されている(厚生労働省:コホート調査2021年6月9日)。副反応の対応をどうするかを含め予め心の準備をして、打つかどうかを自身で判断してほしい。
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