がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

緑地保存地区

2010年03月18日 | 身近な自然
今年、我が家の敷地は「緑地保存地区」に指定されました。

正確に言うと、横浜市と「緑地保存地区」に指定する契約を結んだということです


以前から、庭の花やタケノコの写真をアップすると、「どんなトコロに住んでるの?」という質問をされることが多かったのですが、実は、私の住んでいる親から譲り受けた土地は、300坪あるんです。でも登記簿上「宅地」ではなく「山林」です。ですから、土地の固定資産税については、住宅が建っている面積だけ「宅地並み課税」をされ、あとは山林課税なんですね。


前横浜市長の中田氏が、横浜市に「みどり税」を導入して、「みどりを守りましょう、保全しましょう」と強硬した施策のなかの一つに、「みどりアップ推進事業」というのがありまして、まとまった500平米以上の山林があったら、「緑地保存地区」として指定できるようになったんです。

メリットは
・山林部分の固定資産税は、全額免除
・隣地との境界で、危険や迷惑になる場合の樹木の伐採・剪定は、上限50万円の補助金が支給される。(5年間に1回)
・契約を更新すると、面積に応じて若干の金銭が支給される。(契約期間は10年間)
・「緑地保存地区」の標識を立てられる→木が生い茂っても、言い訳がたちます

デメリットは
・契約期間(10年間)は、開発につながる樹木の伐採禁止。もちろん該当土地の売買などできません。逆に、地上げに遭わないというメリットにもなりますが。
・中途解約すると、過去に遡って固定資産税を納付。ま、当たり前なんですけど。


山林を所有している人たちの大部分の悩みは
「維持できない」→伐採・廃棄が金銭的に無理。体力的・時間的に無理。
「近隣の理解が得られない」→「土地持ち=金持ち」みたいな発想が根強く、手入れをしないで隣地の方に迷惑がかかると、白い目で見られます。


売っちゃえばいいのに、という人もいますが、山林なんて売るにも売れないんですよね。市も買い取ってくれないし。



ちょっとボヤキっぽくなっちゃったけど、でも、来年から土地の固定資産税が安くなるーーーーー





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お互いがんばりましょ (がめら)
2010-03-18 22:44:04
今までの人生で一番タフな年度末を送っていますが、何とかふんばっています。質のいい睡眠がほとんどとれない日々ですが、四十肩と腰痛以外、体調は良好。忙しさゆえ、呑みに行く時間も減ったからかな…。
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へぇ~ (Naoki)
2010-03-18 20:01:12
プライベートも自然に囲まれているんですね。
家の前も雑木林ですが、身近に「木」があると何だか落ち着きますよね
お元気そうで何よりです
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