がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

函南原生林をぶらり

2014年07月11日 | アウトドア
「函南」と書いて「かんなみ」と読みます。あまり知られていないかもしれませんが、南関東最大のブナの原生林が広がっています。

ついつい日程があくと「登山」に行きたくなってしまうのですが、こういう場所の「森歩き」もいいものです。
10数年も前に、ハイキングの企画の下見で訪れて以来、久しぶりにやってきました。

原生の森公園入口の駐車場に車を停め、「不伐の森記念碑」を通って森の中に入ります。





今回は、周回ルートを時計回りに歩くことにしました。
木道をわたりゆっくりと・・・と思っていたら、急な斜度の丸太階段をぐいぐいと登る道に一変!!
周囲はうっそうとしたブナとアカガシとヒメシャラの森です。
巨木、また巨木。
気温も高ければ湿度も高く、森の中はサウナのよう。



周回ルートも後半戦にさしかかると、巨大アカガシのポイントに。
樹齢700年のアカガシの巨木。近くまで行くことはできないのですが、遠目にも十分すぎるくらいの迫力です。



つづいて、ブナの巨木のポイントへ。
この場所には、かつて、日本一のブナの巨木がありました。
そう、10数年前に訪れたとき、圧倒されたのを覚えています。巨大ブナ目当ての観光客もたくさんいたのを覚えています。



残念ながら、現在は「跡地」。ブナの巨木は倒れてしまっていました。
直接の原因は台風によるものだそうですが、「日本一のブナ」と紹介されて注目もをあび、大勢の観光客が訪れ、ブナの根本がずいぶん踏み固められてしまい、段々と弱ってきていたことが遠因だそうです。

最後はちょっと寂しさを感じながらの原生の森をあとにしました。




追記
「函南原生の森」は自由に散策できますが、「原生の森」は現在、一般の方の入山が禁止されています。研究目的などの理由がなければ入山できませんので、ご注意ください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿