がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

故・植木等を語る

2007年03月28日 | わたしという人
 植木等さんが亡くなりました。私の世代は、クレイジーキャッツは決してリアルタイムで楽しんでいたわけではないのですが、この訃報のニュースを耳にして、かなり喪失感を感じています。ハナ肇さんや谷啓さん、犬塚弘さんらが、お正月の「かくし芸大会」で、むちゃくちゃ面白いことやスゴイことをやってのけていたのを子ども心に、強烈に覚えています。(ハナ肇の「銅像シリーズ」は面白かったなぁ・・・)

 私が中学生の頃から、所ジョージさんが売れ始めましたが、当時のテレビで、彼いわく「自分は植木等を尊敬し、目指している」と言っていたのも覚えています。

 私の世代では、なんといっても、ザ・ドリフターズがお笑いの頂点でした。いかりや長介さんが亡くなったときもかなりショックでしたっけ。

 ひとは必ずいつか亡くなるわけですが、毎回毎回、私は、お別れを悲しんだり残念がったりしていい、と思っています。喜怒哀楽があってこそ、「ひと」らしい「ひと」であるのだと思っていますから。

 植木等さんは、根っからの真面目人間だったにもかかわらず、自分が「日本一の無責任男」として世間に認められていたことにずっと苦悩してきたそうです。そういえば以前似たような話を聞いたことがあるな・・・と思ったら、そう、渥美清さんですね。彼も一生「寅さん」の呪縛から逃れられなかったといいます。



役者さんや芸人さんのみならず、大勢の前に立つ機会のある人は、受け止められている自分の姿と、自分が思っている自分の姿に、少なからずギャップを感じるはずです。私も、そうは見えないかも知れませんが、そう感じているうちの一人です。いろいろな自分を演じているうちに、どれがホントウの自分なのか、わからなくなったりもしたものです。

今は・・・割りと楽しめています。いろいろな顔を持っている自分とつきあっていくのがね。もう、日本人男性の平均寿命を考えたら、折り返し地点を通り過ぎているわけですから、今まで通ってきた道を横目で見ながら、走って、ときには歩いて、ときには休んでいきたいな。



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3 コメント

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Unknown (mimi)
2007-03-29 15:20:47
私も植木等さんの大ファンでした。大学の先輩の影響で、大学生の時にはクレージーキャッツのビデオにはまってました。その後の平成版のスーダラ伝説(CD)も良かったです。
ところで、大勢の人の前に出る方は、やはり色々なプレッシャーがあるのですね。ふむふむ。常に自然体で、いろんな面を楽しめる自分でいられるといいですね。
子供を通して聞いているキャンプ時のがめらさん、ギターで弾き語るがめらさん。いつもはつらつとしていて、かっこいいですよー。
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Unknown (ケロ)
2007-03-29 21:09:48
僕も『スーダラ伝説』のスーダラ節を聴いています
植木さんが亡くなってしまって残念です!!
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感謝 (がめら)
2007-03-30 10:53:04
mimiさん、ケロさん、コメントありがとうございます。

年度末はさすがに自営業の方が忙しくて、なかなかプログアップできなくて、訪問してくださる方には申し訳ないなぁ、と思っています。

4月に入ると、いよいよ私の「アウトドアシーズン」がスタートします。「身近な自然」ネタが多かった今日この頃ですが、「アウトドア」ネタ、増やしていきますからねっ
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