がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

遠足→代々木公園と神宮の森

2006年11月02日 | アウトドア
 東京都内の某小学校の遠足指導で、代々木公園と神宮の森に行ってきました。小学3年生30数名。野外活動の指導をプロとして始めて十ウン年。都心の公立小学校の遠足で、都心のフィールドに出かける、というのは、初めての体験でした。

 まずは、神宮の森へ。うっそうと茂った森に囲まれ、野鳥の声がすぐ近くで聞こえます。それも、ちょっと聞いただけでも10数種類・・・。もちろん、車や電車、少し離れたイベント会場のアナウンスも聞こえるのですが、森の雰囲気が落ち着いているので、あまり気になりません。森に囲まれた土の上で、ひとりひとりが画用紙の上に、聞こえた音を、自分なりの図形や記号や絵で、書き記してみました。(いわゆる「サウンドマップ」に近い活動です。)



 場所をかえて、手ごろな太さの樹が、数本かたまって生えている広場。ペアを組んで、一人が目隠しをし、一人がある樹に誘導し、手触りなどの感触で、どの樹を触ったのかをあててみるゲームをしました。小学3年生は、目隠しをしてもあまり恐怖心がおきないらしく、ペアを組んでガンガン歩いていきます。目隠しをして触った樹がどれか、というのも、7割以上の確率で当たっていました。



 昼食は代々木公園に場所を移し、昼食。お弁当をカラスに襲われ、スリル満点の昼食タイムでした・・・

 午後は、代々木公園の一角で、グループ毎に、指定したキーワードにあてはまる物を集めてくるゲームをしました(いわゆる「ネイチャービンゴ」に似たゲームです)。同行していた先生方が、「えっ? それは見つからないでしょ」と思ってしまうような物も、子どもたちはいともあっさりと見つけてしまいました。



 モグラ塚を木の棒でつっついていた男の子は、突然生きているモグラがヒョッコリ顔を出したため、「モグラだーっ!」「すげー、モグラの足のツメってでかい!」と、興奮がしばらくおさまりませんでした。

 都心で一日かけての野外活動指導は、不慣れですが、なかなかやってみると奥が深いな、と考えさせられた一日でした。

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