がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

大津波警報

2010年02月28日 | わたしという人
朝から大津波警報に関する報道が続いています。ここで、「自然の脅威」がどうの…とか、「防災意識」がどうの…という話をするつもりはありません。

不謹慎かもしれませんが、今朝感じたこと、そして今も感じていることは、NHKがその報道一本に絞って報道し続けているということについて、やはり公共放送は必要なのだ、ということでした。

以前、NHKの受信料問題で、「NHKと民法に差はない」とか、「民法各社にも公共性が求められているのだから受信料で運営するのはおかしい」とか、NHKのあり方に異論が噴出したものでした。

さて、今朝からの報道。民法はどうか?

番組を一部改変する程度。画面の端に津波警報のエリア表示。テロップで速報をスクロール表示。容赦なく入るCM。

例えば、視覚障害者の方は、画面上にただ表示されているだけの表示では、何の意味もありません。

現地に家族や知人がいる方、津波警報の対象地域のお住まいの方・・・のほほんと民放の放送を眺めている場合ではないはずです。


それが現実でしょう。別に私はNHKの全面的支援者というわけではありませんが、やはり、緊急報道、災害報道に対する取り組み方は民放とは違う。もちろん、民放はそうしたくてもできない、という事情もわかる。だからといって、緊急報道について「まぁこの程度が限界だな」的な姿勢は、各局の放送を見ると、如実に違いが露呈しているのは事実。


今年になって、「気象庁不要論」が出てきました。ウェザーニュース他、民間企業の取り組みで充分だ、と。事業仕分けとも関係あるのでしょうが。

気象庁は気象情報や開花予想だけやっているわけではなく、今回のような地震なども管轄しているわけですよね。

人命に直結するような場面も想定される事業を国がやらないでどうするの?と思ってしまうわけです。

被害が最小限に食い止められますように。

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