セルフSS番人のひとりごと

危険物は、危険だよ。

分からないことがあったら、聞いてね!

2012-06-11 09:38:20 | 日記

うちの店は、空気圧補充もセルフです。
   空気圧計を見つけられない方が、大型消火器をごろごろ車の所まで引張っていったことがあります。
   この時は、ローリーが荷下ろし中で、ローリーの運転手さんは、業者の人が点検に来たのかと、
   見過ごしていました。
   あと数十秒気づくのが遅れたら、店中真っ白になるとこでした。
「赤色のタンクは普通消火器でしょう」との思い込みは、業界人の独善でしょうか?
   
空気圧話の続き。
   車のドアに、標準空気圧が通常書いてあります。
   でも、全く知らない人、昔の記憶で相当高圧に設定する人、空気圧を見たことのない人、
   セルフが増えて、こんな人が増えています。

また、番人の店は、空気圧を測る機械ではなく、空気圧を設定値まで補充する機械です。 よくある、「チン!チン!」と鐘をたたくような音がする、固定式の機械です。
機械にも「0.元栓を開ける」「1.針を設定したい空気圧に合わせる」「2.空気を補充する」
   「3.鐘が鳴り止むまで補充する。」「鳴らない場合は、設定値以上タイヤ空気圧があります。」と書いてあります。
   書いてある通り、「チン!チン!」が鳴り止むまで、空気を補充するのですが、「チン!チン!チン!」と
   3回程度勢いよく鳴ったら、次のタイヤに移る方が、後を絶ちません。
   勢いよく鳴れば鳴るほど、「まだまだ」タイヤの空気圧は低いんです。
   鳴り止む前には、「チン・・・チン・・・・・・チン・・・・・・・・・・」とゆっくり弱くなります。

   また、標準2kg設定のタイヤに「高速で遠出するから」と、3kgで設定される年配の方も、相変わらず多いです。
   空気圧が高すぎると、真ん中だけ先にすり減ったり、ブレーキが効きにくくなったり、ハンドルは軽いが
   曲がりにくくなったり、当然燃費が悪くなったりしますよ。
   給油所の話が信用できないのなら、カーディーラーの担当者に空気圧のレクチャー受けて下さい。
   安全運転と環境のために、お願いします。

   あと、タイヤの空気圧は「2.0kg/cm2」とか書いてあったのが最近の車では「200kPa」と書いてあります。
   (併記している車もあります)
   厳密には「2.0kg/cm2」=「200kPa(キロパスカル)」ではありませんが、国内標準のトヨタが、
   1kg=100kPaと表記していますので、当店ではそうお客さんに説明しています。

   タイヤの空気圧は、「走行前のタイヤが温もる前に合わせる必要がある」といわれるお客様も、
   まだ比較的多く居られます。
   給油所まで走ってきた温度変化を補正することはできませんし、通常の日本のアスファルト上を
   制限速度内で走るのであれば、その温度補正は誤差範囲で良いと思いますが・・・


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